2008年度 人間·自然環境研究科 修士課程 人間環境専攻·自然環境専攻 研究科共通科目 現代科学基礎領域 — 1年(後期), 2年(後期)

自然環境基礎論II

教授・桑折 範彦, 教授・日置 善郎, 教授・小山 晋之

2単位

目的

自然環境の計測に関係する非線形物理現象の解析方法と関連テーマについてゼミ形式で演習する. ミクロの世界を記述するための基礎である相対論的場の量子論について講義する.必要に応じて演習も行う予定. 学部の物性科学(固体物理)では不十分であった事を補い,さらに進んで磁性体および相転移等について基礎から応用を含めてゼミ形式で講義する.

概要

物理的環境·物質計測法,相対論的場の量子論,固体の量子論

注意

講義は,受講生によるゼミ形式を中心に進める予定です.

目標

1.·非線形物理現象の解析について知見を深める.
2.·摂動計算の基本的な手法を身に付け,具体的な反応の断面積や崩壊確率が計算できるようになること.
3.·低温電子物性の代表例の一つである磁性と相転移に関する知見を深める.

計画

1.非線形物理現象の解析について講義演習する.
2.相対論的場の量子論(断面積·崩壊幅の具体的な計算)
3.磁性体と相転移

評価

ゼミ形式の講義における発表および質疑応答を中心に評価する.

教科書

「場の量子論-摂動計算の基礎-」(日置·吉岡書店)

その他,参考書は適宜紹介する.

連絡先

桑折(総合科学部3号館1N03, 656-7237, koori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 桑折:随時,教官室に居ればできるだけ対応します. 3号館 1N03 koori@ias.tokushima-u.ac.jp
日置(総合科学部3号館 1N04 号室, 088-656-7234, hioki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 日置:火曜日午前11時∼午後1時(但し,これ以外の時間も可), 3号館 1N04 hioki@ias.tokushima-u.ac.jp
小山(総合科学部3号館1N07, 088-656-7233, koyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 小山:随時,教官室に居ればできるだけ対応します. 3号館 1N07 koyama@ias.tokushima-u.ac.jp