ドイツ言語·文化特論演習
准教授・井戸 慶治
2単位
目的
ゲーテは文芸創作やヴァイマル公国での政務のかたわら,自然学のさまざまな分野での観察と研究を生涯続けた.特に興味深いのは彼の自然研究の方法とその根底をなす思想であり,それは近代科学の考え方とは異なり,早急な理論化を抑えて感覚的知覚から離れず,つねに全体との関連を考慮し,力や動的変化を重視する.この演習では,彼の自然学論文や自然観が表明された文学作品のテキストを講読する.
概要
自然に関するゲーテの作品を読む.
注意
ドイツ語(2)を履修済みかそれと同等の語学力を有することを前提とする.
目標
1. | ゲーテの理論的著作や文学作品を読んで,彼の自然観を理解するとともに,ドイツ語の読解力を高める. |
計画
1. | 1)-7)ゲーテの形態学関係の著作などを読む. |
2. | 8)-15)「若きヴェルターの悩み」やいくつかの詩などを読む. |
評価
授業への取り組みとレポートにより,総合的に評価する.
教科書
適宜プリントを配付する.
連絡先
井戸(ido@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日14時30分から16時まで