アジア史特論
教授・葭森 健介
2単位
目的
日本と中国·朝鮮半島はともに東アジアを形成する一つの文化圏に属する.東アジア文化圏は漢字や儒教といった共通要素を持ちつつも,それぞれ異なった要素を持っている.この授業では東アジア文化圏の成立と発展,及び諸地域における文化の異同について考えてみたい.本年度は特に漢字文化と礼思想を取り上げる予定をしている.
概要
東アジアにおける国際関係と文化交流
キーワード
東アジア,文化交流,国際関係,伝統社会
先行科目
関連科目
注意
予習復習が必要となるのでその点を心得ておいてほしい.
目標
1. | 東アジア文化圏の形成と発展,各地域の文化の位相を理解し,東アジアにおける日本文化の位置づけについて考える. |
計画
1. | 東アジアの伝統社会·文化の特質について |
2. | 東アジアの社会変動と政治体制の変革について |
3. | 東アジア周辺国家の漢字文化の受容と展開 |
4. | 東アジアにおける「礼」秩序の形成と受容 |
5. | 江戸期の漢学の特徴と展開―清朝の経学・史学との比較検討 |
6. | 史学史からみた中国と日本 |
7. | 東アジアにおける近代化をめぐる諸問題 |
8. | どこに重点を置くかは受講生と相談して決めたい. |
評価
平常点とレポートによる.
再評価
特別の場合以外は行わない
教科書
教科書はないので,必要に応じプリントを配布する.参考書は授業の際に紹介する.
連絡先
葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: オフィスアワー:水曜日 12時30分∼13時30分,研究室:1号館中棟3階,メール:yosimori.@ias.tokushima-u.ac.jp