2008年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 経済社会 — 1年(後期), 2年(後期)

民法特論演習

准教授・直井 義典

2単位

目的

90年代以降の民法学界の動きを理解する.

概要

本演習では,90年代以降の民法学の動きを理解するために,近時の民法学の主要文献を読み,それらがどのような問題にどのような方法で対処しようとするものであるのかを理解する.

キーワード

民法,学説

注意

毎回,本格的な著作を最低1冊は読み進める演習である.こうした負担に耐えられない者は登録しないこと.

目標

1.90年代以降の民法学の動きを理解する.

計画

1.総論
2.関係的契約論
3.交渉促進規範論
4.私的自治論
5.契約正義論
6.契約責任論
7.コミュニティー論
8.都市法論
9.居住権論
10.担保政策論
11.共同体的正義論
12.総合救済システム論
13.市民法的不法行為論
14.個人指向型家族法論
15.共同性指向型家族法論
16.正義指向型家族法論

評価

報告の内容による.

再評価

行わない.

教科書

吉田克己『現代市民社会と民法学』(日本評論社・4600円)ほか

連絡先

直井(naoi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日 10時25分∼11時55分