2008年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 健康科学 — 1年(前期), 2年(前期)

応用生理学特論

准教授・三浦 哉

2単位

目的

現代社会における身体活動量の低下,エネルギー摂取量の増加は生活習慣病の罹患を増加させている.加えて,高齢化社会が進む中,個々人の健康·体力に関しての社会的関心が高まっている.健康·体力を維持·増進しながらサクセスフルエイジングを目指すためには,身体科学の知識を身につけることは大変重要である.そこで本講義では,運動にともなう身体諸機能の適応現象について生理学的視点から概説する.

概要

身体活動にともなう身体機能の適応

キーワード

健康,身体機能,身体構造

注意

授業形式は,各授業内容に適した英語もしくは日本語の文献を配布し,それについて議論しあう.また,随時,関連資料を印刷物以外に,プロジェクター等を利用して提示するので,ノートのとり方に留意すること.

目標

1.運動にともなう身体諸機能の適応現象を理解し,健康·体力に関わる社会的諸問題との関連を理解する.

計画

1.ガイダンス
2.日本人の健康·体力レベル
3.加齢にともなう身体機能の変化
4.運動にともなう身体諸機能の適応
5.身体組成への影響
6.骨格筋への影響
7.呼吸機能への影響
8.循環機能への影響
9.神経系への影響
10.骨への影響
11.健康·体力に関連する社会的諸問題と運動との関係について論議
12.各自の課題テーマの発表Ⅰ
13.各自の課題テーマの発表Ⅱ
14.各自の課題テーマの発表Ⅲ
15.試験
16.総括

評価

成績評価は出席状況,レポート,および授業への取り組み姿勢などによる平常点での評価(40点)と,前期試験の結果(60点)から総合的に評価する.

教科書

教科書は使用せず,関連資料の印刷物を随時配布する.

連絡先

三浦(3122, 088-656-7288, hajime-m@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日17時から18時,応用生理学研究室,hajime-m@ias.tokushima-u.ac.jp

備考

隔年開講(本年度開講)