2008年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 健康科学 — 1年, 2年

生活環境機能学特論

肩書不明・阿部 栄子

2単位

目的

「人間-環境-衣服」系の立場から,人間にとっての快適·健康について近接環境造形の基礎と問題点を中心に論究する.

概要

新しい生活環境材料や加工法の開発が進んでいる現在,「人間-環境-衣服」系の立場から,健康生活·消費生活について合理的で機能的な生活環境が考究されなければならない.人間の生理や生活環境を考慮した上で,衣服材料のもつ衛生学的機能との関わりを中心に,快適で健康な近接環境造形の基礎と問題点について論究する.

注意

ある程度の生活環境学的基礎知識を必要とします.また,生活環境に関心をもっていること.

目標

1.衣服環境造形を中心とした生活環境の理解

計画

1.本授業の意義と目的
2.生活環境材料および加工法の開発
3.「人間-環境-衣服」系からみた生活環境材料の目的と機能①
4.「人間-環境-衣服」系からみた生活環境材料の目的と機能②
5.衣服による気候調節
6.衣服材料と衣服気候
7.衣服の保温性
8.衣服重量と気候
9.冷暖房時の衣服
10.人と温熱環境
11.衣服と健康
12.快適な衣服内気候の評価方法
13.衣服を通しての熱移動とクロー値
14.衣服の色と形
15.衣生活環境の総合的考察,ディスカッション
16.本講義の総括

評価

授業中の討論およびレポートによる.

教科書

必要に応じてプリントを配布する.

連絡先

阿部(連絡先未登録)
オフィスアワー: 本授業終了後1時間

備考

隔年開講,H19年度開講せず