情報科学特論演習
教授・伊藤 正幸
2単位
目的
自然現象や経済現象に数学的な記述を与えることを数理モデル化という.近年の計算機の高速化に伴い,このモデル化はますます重要になっている.すなわち,得られたモデルは,理論的な解析のみならず,計算機にかけて様々な状況での数値実験を行うことが出来るからである.これをシミュレーションという., 本演習は情報科学特論に引き続き,画面分割,画像復元の問題を処理するモデルのうちシミュレーションのためのモデルについてより詳細に学び.コンピュータによる実験を行い理解を深める.
概要
モデル化とシミュレーション
注意
本来情報科学特論の受講が前提ですが,受講者の構成で独立した内容になります.
目標
1. | シミュレーションを通してモデル化を理解する. |
計画
1. | 本演習では,以下の内容について学ぶする. |
2. | 1.準備 |
3. | 1) 神経細胞(ニューロン)とその数理モデル |
4. | 2) 神経回路網(ニューラルネットワークス)のアーキテクチュア |
5. | 2.低レベル画像認識のシミュレーションモデル. |
6. | 1) Gemanの画像復元モデルの考え方. |
7. | 2) エッジ処理を含むモデル. |
8. | ここでは,画像復元の問題を,神経回路網の低レベル画像認識との観点にたちモデル化をし,それを用いてシミュレーションを行う. |
評価
レポートによる.
教科書
教科書は特に指定しない.
参考書:ニューロコンピューティングの数学的基礎 上坂吉則著(近代科学社)
連絡先
伊藤(総合科学部1号館1220, 088-656-7219, mas-ito@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日12:00-12:50,mas-ito@ias.tokushima-u.ac.jp
備考
隔年開講 今年度開講せず.