臨床心理面接特論II
准教授・境 泉洋
2単位
目的
集団面接,家族面接,心理教育,臨床心理的地域援助など,臨床現場ではさまざまな臨床面接を求められる.こうした種々の臨床活動の基礎となるのが個別臨床心理面接である.本講義では,個別臨床心理面接の一般的な流れを学ぶ,それを実践するための知識習得を目的とする.
概要
面接の準備,受理,査定,見立て,面接中に起こる諸問題,終結といった個別臨床心理面接の一般的な流れに沿って授業を進めていく.それに加え,非対面式の面接,他機関への紹介,スーパービジョンについても講義を行う.
キーワード
臨床心理面接
注意
1.各授業は教員が講義を行ったあと,30分程度の時間を使って各回のテーマに関して受講者を交えて議論を行う.議論においては,積極的に参加することが望ましい. 2.授業に関連する資料をホームページにて公開するので,適宜参照すること.
目標
1. | 到達目標 個別臨床心理面接の受理から終結にいたるまでの一般的な流れについての知識を習得する. |
計画
1. | ガイダンス |
2. | 臨床心理面接の理論と倫理 |
3. | 面接の準備 |
4. | 初回面接 |
5. | 査定 |
6. | 見立て |
7. | インテークカンファレンス |
8. | 面接における諸問題(1) |
9. | 面接における諸問題(2) |
10. | 面接における諸問題(3) |
11. | 終結 |
12. | 非対面式臨床心理面接 |
13. | 他機関への紹介 |
14. | スーパービジョン・ケースカンファレンス |
15. | 期末試験 |
16. | まとめ |
評価
出席,受講態度,レポート課題等によって評価する.
再評価
原則として追・再試験は実施しないが,受講生の事情に応じては追加レポートにより合否の判定を行うこともある.
教科書
特に指定しない
参考資料
講義にて紹介する
連絡先
境(088-656-7191, motohiro@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日2限目