2008年度 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 学部課程 保健学科.放射線技術科学専攻 — [必修] 3年

医用画像機器工学実習

Laboratory in Medical Imaging Equipment Engineering

教授・吉永 哲哉, 助教・藤本 憲市, 非常勤講師・江口 健司

1単位

目的

診断用X線装置,核医学機器および超音波診断装置の特性を実際に測定し,具体的現象に結び付けて理解する.さらに,装置の試験方法を習得する.

概要

先行実験科目の放射線機器工学実習では,機器の模型回路を用いて間接的に特性を検討したのに対し,この実験科目では,実際の医用機器における特性を直接に測定および解析して理解を深める.

注意

第1週目に配布する実験テキストには実験項目に関する原理と詳細な実験方法が記述されている.実験を実施するに必要な知識を十分に習得しておくこと.欠席した場合,追実験を行うことになる.

目標

1.診断用X線装置の特性と性能管理方法を理解できる.
2.レーザーイメージャによる画像の特性,および装置の品質管理方法を理解できる.
3.超音波画像診断装置の特性を理解できる.
4.ガンマカメラの基本性能および測定方法を理解できる.
5.核磁気共鳴およびエミッションCT画像再構成の原理,特性を理解できる.

計画

1.第2∼5週の実験項目に関する解説(講義)
2.インバータ式X線装置の特性
3.核磁気共鳴およびエミッションCT画像再構成の検討
4.レーザーイメージャの特性
5.超音波画像診断装置
6.X線撮影用自動露出機構の特性
7.ガンマカメラの基本性能
8.実験結果の整理と全体のまとめ

評価

実験報告書により評価する.

参考資料

自製テキスト

田中仁等編:新·医用放射線技術実験(臨床編),共立出版.<3年次購入済み>

連絡先

吉永(保健学科棟B226, 088-633-9050, yosinaga@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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