2008年度 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 学部課程 保健学科.検査技術科学専攻 — [必修] 2年

医用工学実習

Practice in Medical Engineering

教授・長篠 博文, 助教・手川 歓識, 助教・藤本 憲市

1単位

目的

将来,臨床機器を取り扱うことを想定して,エレクトロニクス回路の応用,医療測定装置,変換機器などの安全性試験,特性試験などの実験を通じて,医療技術の精度と安全確保の重要性を習得する.

概要

5名程度のグループに分かれて,電気電子工学の基礎実験,医用エレクトロニクス回路の特性解析,医療測定装置,変換機器などの安全性試験や特性試験などの実験を行う.

キーワード

測定値の処理方法,電気素子の特性,トランスデューサ,医用電子回路,医療測定機器の取り扱い方

先行科目

医用工学概論

注意

全ての実習テーマを受講し実習報告書を提出していることが単位付与の必要条件である.

目標

1.測定値を適切に処理できる.
2.電気素子の測定原理と測定方法を理解し,正しく測定できる.
3.オシロスコープを用いて,各種電気現象を解析できる.
4.医療測定機器を用いて,生体信号を正しく測定できる.

計画

1.第1クールオリエンテーション
2.抵抗値の測定
3.コンデンサの充放電特性の解析
4.オシロスコープの取り扱い方
5.R,L,C素子の特性解析
6.RLC直列回路の解析
7.第1クールのまとめ
8.第2クールオリエンテーション
9.温度-抵抗変換素子,光-抵抗変換素子の実験
10.ダイオードの特性
11.トランジスタの静特性
12.論理回路の実験
13.演算増幅器の特性
14.心電計の特性
15.第2クールのまとめ

評価

実習への取り組み状況と実習報告書を総合的に評価する.

教科書

自製テキスト

連絡先

長篠(A312, 088-633-9025, nagasino@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日16:00-17:00, 19:00-20:00