2008年度 医学部 保健学科 看護学専攻 学部課程 保健学科.看護学専攻 — [必修] 3年

在宅看護援助論

Methodology of Home Care Nursing

教授・多田 敏子, 講師・松下 恭子

2単位

目的

在宅看護の実践に必要な知識,技術についてその成り立ちの基礎となる根拠と手技について学習する.

概要

在宅療養者とその家族に対する看護実践のために必要な,知識·技術について学習する.在宅看護学実習の基盤となる科目として,その根拠と技術内容,また在宅療養者を援助する方法をイメージ化できるように,事例学習を通して療養者と家族の健康問題をアセスメントし,援助する方法について教授する.

キーワード

在宅ケア,在宅看護技術

注意

グループワーク時には役割と目的を明確にし,積極的に取り組むこと.

目標

1.在宅看護の実践に必要な知識·技術について,根拠と手技を理解する.

計画

1.家庭訪問時の面接技術(1)
2.家庭訪問時の面接技術(2)
3.在宅看護における記録(1)
4.在宅看護における記録(2)
5.在宅における日常生活援助
6.在宅での間欠的自己導尿·膀胱留置カテーテルについて(1)
7.在宅での間欠的自己導尿·膀胱留置カテーテルについて(2)
8.CAPDについて(1)
9.CAPDについて(2)
10.在宅での経管栄養法·中心静脈栄養法について(1)
11.在宅での経管栄養法·中心静脈栄養法について(2)
12.在宅での呼吸管理におけるケアについて(1)
13.在宅での呼吸管理におけるケアについて(2)
14.在宅での褥瘡·スキンケアについて(1)
15.在宅での褥瘡·スキンケアについて(2)
16.在宅における終末期のケアについて
17.在宅における緊急時·災害時の対応について
18.学齢期の在宅療養者と家族への援助(1)(郷木)
19.学齢期の在宅療養者と家族への援助(2)(郷木)
20.学齢期の在宅療養者と家族への援助(3)(郷木)
21.事例をもとに,グループワーク(1)
22.事例をもとに,グループワーク(2)
23.事例をもとに,グループワーク(3)
24.事例をもとに,グループワーク(4)
25.事例をもとに,グループワーク(5)
26.グループワーク成果発表(1)
27.グループワーク成果発表(2)
28.グループワーク成果発表(3)
29.グループワーク成果発表(4)
30.グループワークの振り返りと講義のまとめ
31.テスト

評価

定期テストを行なう.筆記試験80%,グループワーク発表20%で得点配分する.総合評価が60点に達していなければ,再試を1回のみ行う.

教科書

木下由美子編,在宅看護論(第5版),医歯薬出版(在宅看護学概論で購入済み)

櫻井尚子編,ナーシング·グラフィカ21地域療養を支えるケア 在宅看護論,メディカ出版

参考資料

川村佐和子監修,実践看護技術支援テキスト在宅看護論,日本看護協会出版会

岡崎美智子編,在宅看護技術,メジカルフレンド

連絡先

多田(保健学科棟3階, 088-633-9033, tada@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週火曜日16:00以降