2008年度 医学部 保健学科 看護学専攻 学部課程 保健学科.看護学専攻 — [必修] 2年

成人援助論Ⅰ

Adult Nursing Care

教授・田村 綾子, 講師・市原 多香子

2単位

目的

1.生活の再調整・再構築が必要な成人患者の看護ケアの特徴を理解する 2.生活の再調整・再構築が必要な成人期患者の基本的看護活動について理解する3.周手術期にある成人患者の基本的患者管理について理解する4.クリティカルケアが必要な成人患者の基本的看護活動について理解する

概要

本授業科目は,長期に病む人々や,リハビリテーション·手術や緊急入院に伴う急性状況にある成人に対する具体的な看護活動について講義を通して学びます.通常の講義は,資料の配布,視聴覚教材などを使用して説明を行います.

キーワード

生活再調整・再構築,周手術期,クリティカル,看護活動

関連科目

成人援助論Ⅱ

目標

1.生活の再調整・再構築が必要な成人患者の看護ケアの特徴について述べる
2.呼吸機能障害をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
3.循環機能障害をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
4.栄養代謝機能障害(消化吸収障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
5.栄養代謝機能障害(肝機能障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
6.栄養代謝機能障害(脂質代謝障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
7.内部環境調節障害(糖代謝障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
8.内部環境調節障害(内分泌調節障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
9.内部環境調節障害(体液調節障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
10.脳·神経機能障害をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護について説明できる
11.周手術期にある成人患者の基本的看護活動について説明できる
12.急変時に重篤化に至らせない主な処置・看護について説明できる
13.クリティカルな状態にある人工呼吸器装着患者に対する主な看護について説明できる
14.クリティカルな状態にある脳卒中患者に対する主な看護について説明できる

計画

1.第1回 生活の再調整・再構築が必要な成人患者の看護ケアの特徴
2.第2,3回 呼吸機能障害をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
3.第4,5回 栄養摂取機能障害(消化吸収障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
4.第6,7回 循環機能障害をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
5.第8,9回 代謝機能障害(肝機能障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
6.第10回 代謝機能障害(脂質代謝障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
7.第11,12回 内部環境調節障害(糖代謝障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
8.第13回 内部環境調節障害(内分泌調節障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
9.第14,15回 内部環境調節障害(体液調節障害)をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
10.第16,17回 脳神経機能障害をもつ成人期患者のアセスメント,主な看護
11.第18,19回 生活再調整・再構築の総括
12.第20-24回 周手術期看護の患者管理の基本
13.第25回 クリティカルケアが必要な患者の看護
14.第26,27回 クリティカルケアが必要な患者の看護
15.第28,29回 クリティカルケアが必要な患者の看護
16.第30回 周手術期・クリティカルケア総括
17.第31回 試験

評価

評価は担当者2名が出席日数,筆記試験,課題レポートより総合的に行います. 筆記試験の評価は,小テストを行い,小テストの合計点とします.

教科書

ナーシング·グラフィカ10:呼吸・循環機能障害(メディカ出版)

ナーシング·グラフィカ13:脳神経·感覚機能障害(メディカ出版)

系統看護学講座別巻1臨床外科看護総論(医学書院)

今日の治療薬(南江堂)

糖尿病食事療法のための食品交換表(日本糖尿病協会・文光堂)

参考資料

随時,紹介をします.

連絡先

田村(088-633-9036, tamura@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週金曜日16:30∼17:30(場所:保健学科3階)
市原(088-633-9038, ichihara@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週月曜日16:30∼18:00(場所:保健学科3階)