先端放射線影響学
Advanced Radiation Biology
教授・前澤 博
2単位
目的
放射線医療技術者として知るべき医療現場における放射線環境およびその生体への影響に対する認識を深める.
概要
最新の知見，考察にもとづく放射線作用のメカニズム，放射線の線質依存的作用，生物効果からみた局所的線量付与の重要性，低線量放射線影響，および影響研究に必要な最近のマイクロビーム照射技術などについて学ぶ.
目標
| 1. | 放射線生物作用の基礎的現象·理論および最近の放射線影響研究の成果を理解する. |
計画
| 1. | 医療および生活環境における放射線量とリスク. 低線量影響研究の必要性. |
| 2. | 放射線生物作用の初期機構 |
| 3. | 放射線作用の解析のための基礎理論(1) |
| 4. | 放射線作用の解析のための基礎理論(2). レポート課題 |
| 5. | 放射線生物作用の修飾因子 |
| 6. | 放射線細胞致死の機構 |
| 7. | 放射線突然変異，染色体異常. レポート課題 |
| 8. | 放射線生物作用の線質依存性(荷電粒子，オージェ効果など) |
| 9. | 放射線影響と遺伝子 |
| 10. | 放射線適応応答. レポート課題 |
| 11. | 新しい放射線照射技術 |
| 12. | マイクロビーム照射研究の成果(1) |
| 13. | マイクロビーム照射研究の成果(2) |
| 14. | 低線量影響研究の課題(1) |
| 15. | 低線量影響研究の課題(2). レポート課題 |
| 16. | レポート課題のまとめ，解説 |
評価
レポート課題
参考資料
Radiobiology for the Radiologist, E.J.Hall
連絡先
前澤(088-633-9052, hmaezawa@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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