2008年度 保健科学教育部 保健学専攻 看護学領域 博士前期課程

看護研究方法論

Methdology of nursing research

教授・雄西 智惠美, 教授・田村 綾子, 教授・川西 千恵美, 教授・關戸 啓子, 教授・多田 敏子, 教授・葉久 真理, 教授・岸田 佐智

2単位

目的

幅広い研究アプローチを学び,看護研究に適用できる.

概要

看護ケア実践の指針となる看護理論や看護学を体系的に確立するためには看護研究が必要であり,その方法には質的研究と量的研究がある.看護ケアの対象となる者は人間の健康上の反応である.そのため研究内容は,生理学,心理学,社会学等を適用した多方面からの幅広いアプローチが必要となる.研究方法には,量的研究として実験研究や準実験研究,非実験研究,社会的調査等があり,質的研究としては,事例研究や現象学的なアプローチなどがある.それらの研究方法に対して,研究が実施できるように事例を挙げて講義する.

キーワード

質的研究,量的研究,研究計画,文献,倫理的課題

注意

看護学分野の指定科目であるため必修科目である.

目標

1.質的研究に関する研究方法について理解できる(雄西)
2.事例研究に関する研究方法について理解できる.(田村)
3.実験研究に関する研究方法について理解できる.(川西)
4.看護研究において文献を活用することができる(多田)
5.調査研究の方法論について理解できる(葉久)
6.研究計画書の書き方について理解できる.(關戸)
7.研究論文のクリティークを行うことができる.(關戸)
8.研究における倫理的配慮について理解することができる

計画

1.導入
2.看護における知識基盤と看護研究科学的知識の特性
3.研究における文献の意義を解説する(多田)
4.文献検索の方法及び文献レビューの書き方について解説する(多田)
5.実験研究の立案やどのように実行されるかについて解説する(川西)
6.実験研究のデータ処理·論文としてのまとめについて解説する(川西)
7.事例研究方法の立案について解説する(田村)
8.事例研究のデータ処理・論文のまとめ方について解説する(田村)
9.質的研究の立案やどのように実行されるかについて解説する(雄西)
10.質的研究のデータ処理·論文としてのまとめについて解説する(雄西)
11.調査研究の立案やどのように実行されるかについて解説する(葉久)
12.調査研究のデータ処理·論文としてのまとめについて解説する(葉久)
13.研究計画書の書き方について解説する(關戸)
14.研究論文のクリティークを行う(關戸)
15.看護研究における倫理的側面
16.試験

評価

試験,講義への参加態度

教科書

なし

参考資料

近藤潤子監訳(1994):看護研究原理と方法,医学書院

連絡先

雄西(088-633-9026, conishi@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日,17:00~
田村(088-633-9036, tamura@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
川西(保健学科3階, 088-633-9047, ckawa@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: メールで連絡をして下さい.調整します.
關戸(088-633-9035, sekido@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週水曜日,金曜日18:00∼19:00,研究室(保健学科棟3階)
多田(保健学科棟3階, 088-633-9033, tada@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日16:00-18:00
葉久(088-633-9080, haku@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)