2008年度 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 学部課程 保健学科.検査技術科学専攻 — [必修] 2年

臨床化学

Clinical Chemistry

准教授・西田 敏信

2単位

目的

疾病の診断や治療などに,血液や尿中の各種成分濃度の測定が重要である.臨床化学は,主に血清中の各種成分濃度と疾病とを関連させながら,測定原理,測定方法,およびその意義などに関する知識を習得する.

概要

講義

先行科目

生化学II

注意

予習,復習をしっかり行うこと.小テストを実施する.

目標

1.定量測定に用いられる分析法が理解できること.臨床化学に用いられる測定法および測定原理が理解できること.更に,測定結果に関する生理的意義が理解できること.

計画

1.臨床化学的分析法 吸光光度法,分離分析法,酵素法など
2.無機質 Na, K, Cl, Ca, Mg, Fe, Cu, IP,HCO3など
3.糖質 血糖,尿糖など
4.蛋白質 総蛋白,アルブミン,蛋白分画など
5.定期試験
6.定期試験定期試験の解説
7.含窒素成分 アンモニア,尿素窒素,クレアチニン,尿酸,ビリルビンなど
8.酵素 LD, GGT, ALT, AST, CK, ChE, ALP, AcP, AMY, LAPなど
9.脂質 リポ蛋白,コレステロール,中性脂肪,リン脂質など
10.内分泌ホルモン ペプチド性,ステロイド性,その他
11.機能検査 腎,肝,膵,内分泌など
12.定期試験
13.定期試験の解説

評価

定期試験,小テスト,授業への取組状況などを基に総合的に評価する.

教科書

新版 臨床化学(講談社サイエンティフィック),生化学·臨床化学(デジタル出版)

参考資料

基準範囲学習支援システム(CD-ROM,デジタル出版)

連絡先

西田(088-633-9060, nishida@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日 17:00∼