2008年度 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 学部課程 保健学科.放射線技術科学専攻 — [選択] 4年

先端医療と放射線

Advanced Medicine and Radiology

教授・西谷 弘, 教授・誉田 栄一

1単位

目的

遺伝子,たんぱく質などに関する医学の発達により疾病本態の解明が進んでいる.医療もそれに基づき一人一人の患者さんに適したオーダーメイドの診断,治療法を行うべく先端医療開発がすすんでいる. コンピュータサイエンスや医用工学の進歩により,従来の侵襲的な大手術から,同様の効果であればできるだけ非侵襲的な治療へと変化している. 疾病を治す医療から疾病を予防する医療へとも変貌している. 医療情報の有効活用についてもIT化の動きがすすんでいる. このような医療のダイナミックな変化に対応するように放射線の利用,研究開発,診療も変化している. 本講座では,先進的放射線医療の現状,問題点,今後の展望などの理解を深めることを目的とする.

概要

これからの先端医療を,単に科学技術的視点からだけでなく,医学·歯学·薬学と総合的な医療として把握すると共に,人間性の尊重に基づいた,医学観,人間観を基礎として,先進的放射線医療について教授する.