2008年度 歯学部 歯学科 学部課程 — 2年(前期)

早期体験実習

Early Exposure

形態

実習

授業目的

早期体験実習は,歯学部に入学して間もない学生を対象に,早期に歯科医師としての自覚や倫理感をもたせるとともに,実際の歯科医療の現場を見学することによって,これから学ぶ歯科基礎および臨床科目に対する学習意欲の向上をめざすことを目的として,平成6年度から導入された科目である.
方法としては,1グループ4人の班に分かれて,毎週金曜日の午前,医学部・歯学部附属病院(歯科部門)の14診療科(部)等を1診療科ずつ14週かけて廻り,歯科臨床の概要を把握する.

授業概要

各診療科(部)で,下表の実習カリキュラムを用意している.班分け表ならびに日程表は別途に配布する.4月上旬に説明会を行う.

授業方法

実習

授業場所

医学部・歯学部附属病院歯科診療棟

授業計画

項目担当
1.病院での実習の心がまえ副病院長
2.歯科医師となる自覚を促すため,保存診療の見学および補助を行う歯科保存学第一
3.保存治療の概略説明およびプラークコントロール相互実習歯科保存学第二
4.総義歯治療の流れ(スライド),臨床見学歯科補綴学第一
5.補綴科の診療見学,簡単な印象採得および模型製作歯科補綴学第二
6.外来および病棟での診療の見学,口腔外科疾患について概説口腔外科学第一
7.口腔外科的疾患の概要をスライドで説明し,外来・病棟を見学する口腔外科学第二
8.矯正科外来見学と矯正治療の概説歯科矯正学
9.小児歯科学概論説明,小児歯科診療室見学・体験,心理テストの実施小児歯科学
10.歯科における画像診断,外来見学歯科放射線学
11.全身疾患を有する患者の歯科治療を見学歯科麻酔学
12.総合歯科診療部での歯科治療の見学総合歯科診療部
13.高次歯科診療部における治療の見学高次歯科診療部
14.歯科衛生室における口腔疾患予防と口腔健康管理の見学歯科衛生室
15.コ・デンタルスタッフの役割の見学・体験看護部等

成績評価の方法

各診療科(部)で出席をとり,実習態度を含め成績を評価する.