歯科材料学
Dental materials
形態
講義
一般目標
歯科領域で使用する歯科生体材料の種類と使用方法について説明できる.
授業概要
歯科領域で使用する歯科生体材料を扱う上で必要な物理化学的性質を理解させ,各種生体材料について具備すべき要件,性質,扱い方についての知識を教授する.
授業方法
講義形式(視聴覚教材,プリントなどを適宜用いる.)
授業場所
月曜 4時限目(7回) 金曜4時限目(8回) 第3講義室
行動目標 (到達目標)
1. | 歯科生体材料の一般的性質が説明できる. |
2. | 成形充填用材料の種類,性質,使用方法を説明できる. |
3. | 石膏の種類,性質,使用方法を説明できる. |
4. | 印象材および咬合採得材の種類,性質,使用方法を説明できる. |
5. | セメント種類,性質,使用方法を説明できる. |
6. | 歯科用金属について説明できる. |
7. | 各種歯科用レジンの種類,性質,使用方法を説明できる. |
8. | 義歯用材料について説明できる. |
9. | 歯科治療全般で使用する歯科器材について種類と使用方法を説明できる. |
10. | 新しい歯科材料について説明できる. |
11. | 歯科生体材料の安全性について説明できる. |
授業計画
回 | 大項目 | 中項目 | 内容 | 担当 | 到達目標 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 総論 | 歯科材料学概説1 | 歯科生体材料の特徴 歯科生体材料に必要な化学的および物理的,生物学的要件 | 浅岡 | 1 |
2. | 〃 | 歯科材料学概説2 | 歯科生体材料の成形法 | 〃 | 〃 |
3. | 各論 | 成形充填材料1 | 金箔とアマルガム充填(過去の充填材として),グラスアイオノマーセメント | 尾崎 | 2,5 |
4. | 〃 | 成形充填材料2 | コンポジットレジン 接着材 | 〃 | 2,7 |
5. | 〃 | 歯型材 | 歯科用石膏,所要性質 | 〃 | 3 |
6. | 〃 | 印象材1 | 印象材の種類,要件,アルジネート印象材,寒天印象材 | 羽田 | 4 |
7. | 〃 | 印象材2,咬合採得材 | 弾性印象材,その他の印象材,各種咬合採得材と要件 | 〃 | 〃 |
8. | 〃 | 義歯用材料 | 床用材料,人工歯,リベース材,義歯安定剤 | 〃 | 7,8 |
9. | 〃 | 鋳造用合金と用途 | 歯科鋳造法の概要,鋳造用合金 | 中野 | 6 |
10. | 〃 | 合着材1 | 合着材の種類と要件,リン酸亜鉛セメント | 〃 | 5 |
11. | 〃 | 合着材2 | グラスアイオノマーセメント,接着性セメント | 〃 | 〃 |
12. | 〃 | 他の歯科治療用材料1 | 歯内治療用材料,仮封材,研磨材,(保存系材料) | 尾崎 | 9 |
13. | 〃 | 他の歯科治療用材料2 | 小児,矯正用,口腔外科用,予防歯科用材料,歯ブラシ | 中野 | 〃 |
14. | 〃 | 新しい歯科材料 | ジルコニア,ファイバーコア | 〃 | 10 |
15. | 〃 | 生体材料 | インプラント,再生医療用材料 | 吉田秀 | 10,11 |
成績評価の方法
筆記試験を行い,成績が100点満点で60点以上の者を合格とする.
再試験
必要に応じて行う.
教科書,参考書
新歯科衛生士教本「歯科診療補助 歯科材料の知識と取り扱い」全国歯科衛生士教育協議会編集 医歯薬出版
参考資料
臨床歯科理工学 宮崎隆ほか編 医歯薬出版
WEBページ
連絡先
中野 雅徳 (nakano@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第2研究室/633-7963)
- オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
浅岡 憲三 (asaoka@dent.tokushima-u.ac.jp/2F歯科理工学・第1研究室/633-7333)
- オフィスアワー: 月・火17:00∼18:00
羽田 勝 (hada@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第1研究室/633-9171)
- オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
吉田 秀夫 (yosihide@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第2研究室/633-7963)
- オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
尾崎 和美 (ozaki@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第3研究室/633-7898)
- オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
備考
1. | 1~7回:月曜4時限目 |
2. | 8~15回:金曜4時限目 |