2008年度 歯学部 口腔保健学科 学部課程 — [必修] 2年(後期)

栄養学・栄養食品学

Nutrition and Food Science

教授・日野出 大輔, 教授・中屋 豊, 助教・瀬川 博子, 助教・原田 永勝, 助教・馬渡 一諭

1単位

形態

講義

一般目標

日本人の食生活の現状を把握し,健康の維持・増進,生活活動のために必要な栄養素を理解する.また,生活習慣病や入院患者の栄養管理についても理解を深める.

授業概要

人々の食生活の現状とその問題点を把握し,それらの改善策を考察させ,健康維持のためのよりよい食生活のあり方,食生活環境の整え方を理解させる.また,栄養サポートチーム(NST)活動を主体としたチーム医療の中での栄養管理についても教授する.

授業方法

講義形式(教科書を中心に,視聴覚教材,プリントなどを適宜用いる.)

授業場所

火曜 3時限目 第3講義室

行動目標 (到達目標)

1.栄養素の種類と機能を説明できる.
2.国民健康・栄養調査を説明できる.
3.日本人の食事摂取基準を説明できる.
4.ライフステージに適した食生活を説明できる.
5.生活習慣病に対する適切な栄養管理について説明できる.
6.NST活動における入院患者の栄養管理について説明できる.
7.保健機能食品を説明できる.

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1.序論栄養学の基礎
栄養・栄養素,栄養素の嚥下,消化,吸収
瀬川1
2.基礎栄養・公衆栄養 〃
三大栄養素
3. 〃 〃
その他の栄養素とその機能
4. 〃国民の栄養
日本人の食事摂取基準,健康日本21,メタボリック症候群
原田2,3
5. 〃ライフステージと食生活
妊産婦の栄養
馬渡4
6. 〃 〃
成長・発育期の栄養
7. 〃 〃
成人期の栄養
8. 〃 〃
高齢期の栄養
9.臨床栄養生活習慣病と栄養管理
糖尿病,肥満,高脂血症
原田5
10. 〃 〃
心疾患,高血圧
11. 〃 〃
腎疾患,骨粗鬆症
瀬川
12. 〃入院患者の栄養管理
NSTとは,栄養アセスメント,
中屋6
13. 〃 〃
口腔疾患の栄養管理(症例検討)
14. 〃保健機能食品
保健機能食品の現状と活用法・治療食(経腸栄養剤,輸液)
7
15. 〃 〃
歯科に関連した保健機能食品
日野出

成績評価の方法

筆記試験の評価点により総合的に判定する.
評価は100点満点で60点以上を合格とする.

再試験

必要に応じて行う.

教科書,参考書

コンパクト栄養学 第5版, 脊山洋右,廣野治子編集,南江堂,2005.

参考資料

基礎栄養学, 坂井堅太郎編集,化学同人,2006

基礎栄養学,中屋 豊他監修,医歯薬出版, 2005

連絡先

日野出 大輔 (hinode@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第4研究室/633-7543)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
中屋 豊 (nakaya@nutr.med.tokushima-u.ac.jp/栄養学科棟3F代謝栄養学分野・#302/633-7090)
オフィスアワー: 火 16:00∼18:00
瀬川 博子 (segawa@nutr.med.tokushima-u.ac.jp/栄養学科棟3F分子栄養学分野・#315/633-7082)
原田 永勝 (harada@nutr.med.tokushima-u.ac.jp/栄養学科棟4F代謝栄養学分野・#414/633-9595)
馬渡 一諭 (mawatari@nutr.med.tokkushima-u.ac.jp/栄養学科棟4F代謝栄養学分野・#311/633-9595)