2008年度 歯学部 口腔保健学科 学部課程 — [選択] 1年(前期)

コミュニケーション論

Medical Communication

教授・伊賀 弘起, 教授・日野出 大輔, 鳥取大学 非常勤講師・高塚 人志

1単位

形態

講義

一般目標

口腔保健に関する体験実習を通じて健全な食と咀嚼機能確保の重要性を学ぶとともに,ヒューマン・コミュニケーション能力を向上させ,ホスピタリテイマインド(思いやりの心)を養っていくことを目的とする.

授業概要

良好な人間関係を構築するためのコミュニケーションについて理解を深める.特に,入学間もない1年次において相手の意見を聞き,相手と協調することを体験学習のなかで学ぶ.さらに国際化に対応できる歯科衛生士となるために英語によるコミュニケーションを学習する.

授業方法

講義形式,体験学習,ロールプレイ,外国人留学生との自由討論

授業場所

金曜 3時限目 第3講義室

行動目標 (到達目標)

1.コミュニケーションの重要性を説明できる.
2.ヒューマン・コミュニケーションの重要性を説明できる.
3.ホスピタリティマインドの概念を説明できる.
4.英語によるコミュニケーションが図れる.
5.自分の口腔および全身の健康状態を把握する.
6.相手に心地よい効果的な歯磨き法を修得する.
7.歯磨き学習を通して効果的なコミュニケーション法を身につける.

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1.ヒューマン・コミュニケーションコミュニケーションとは
コミュニケーション論
日野出1
2. 〃気づきの体験学習
気づきの体験学習(1)
高塚2,3
3. 〃 〃
気づきの体験学習(2)
4. 〃 〃
気づきの体験学習(3)
5. 〃 〃
気づきの体験学習(4)
日野出
6.英語コミュニケーション英会話初歩
自己紹介,挨拶,電話の応対等
伊賀4
7. 〃歯科英語
歯科医院にて(1)
8. 〃 〃
歯科医院にて(2)
9. 〃 〃
歯科医院にて(3)
10. 〃 〃
歯科医院にて(4)
11. 〃 〃
英文手紙の書き方,英論文の読み方
12. 〃英会話実践
留学生との討論
全教員
13.ヒューマン・コミュニケーション歯磨き指導学習
歯ブラシの観察,手鏡,デンタルミラーによる口腔内観察
吉岡,松本5
14. 〃 〃
口腔内の染め出し,口腔内写真撮影,自分の歯磨き
吉岡,星野
15. 〃 〃
パートナーの口腔内観察と術者歯磨き
吉岡,松本6,7

成績評価の方法

出席とヒューマン・コミュニケーションの評点および英語コミュニケーションの筆記試験にて総合的に判定する.

再試験

英語ミュニケーションについてのみ行う.

教科書,参考書

最新歯科衛生士教本 歯科英語 2007年 医歯薬出版

参考資料

保健医療におけるコミュニケーション・行動科学 第1版,高江洲義矩著,2006年,医歯薬出版株式会社

いのちを慈しむヒューマン・コミュニケーション授業 高塚人志著 2007年 大修館書店

そばにいる人から喜ばれる喜び 高塚人志著 2007年 今井書店

連絡先

伊賀 弘起 (iga@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第1研究室/633-9171)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
日野出 大輔 (hinode@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第4研究室/633-7543)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00