2008年度 口腔科学教育部 口腔科学専攻 博士課程 — [選択] 1年(前期), 2年(前期)

予防歯学

Preventive Dentistry

教授・伊藤 博夫

2単位

目的

人間の総合的な健康の向上を目的に,歯・口腔の機能の向上を図るための理論を修得する.

概要

単に歯・口腔の異常・疾病の発生を防止するという消極的な立場ではなく,個人としての健康全体を向上させ,さらには地域社会における人間活動の質を高めるという立場から,歯と口腔の健康増進を理解する.そのためには,基礎医学,隣接臨床医学,社会科学をはじめとする,自然・社会・人文の諸科学の領域にわたる方法論や理念・理論を学習する.

注意

適宜レポートやプレゼンテーションの課題を課す.出席状況も評価の対象とする.

計画

1.健康の概念・定義,口腔健康科学序論(担当者: 伊藤 博夫)
2.疫学(1) 概論(担当者: 〃)
3.疫学(2) 臨床疫学概論(担当者: 〃)
4.Evidence-Based Health Care(担当者: 〃)
5.臨床研究計画法(1) 観察研究(担当者: 〃)
6.臨床研究計画法(2) 介入研究(担当者: 〃)
7.歯と口腔の健康指標 正当性,客観性,再現性,比較性,簡易性(担当者: 〃)
8.生活習慣病のリスクファクター(担当者: 〃)
9.生活習慣病と歯科疾患(担当者: 〃)
10.Narrative-Based Health Care とEBM(担当者: 〃)
11.デンタルバイオフィルムと歯科疾患(担当者: 〃)
12.デンタルバイオフィルムと全身疾患(担当者: 〃)
13.齲蝕の病因論とその予防(担当者: 〃)
14.フッ化物による齲蝕予防と地域歯科保健(担当者: 〃)
15.免疫反応と歯周疾患,病勢診断への免疫測定の利用(担当者: 〃)

評価

出席状況と受講態度,およびレポート,口頭プレゼンテーション等により総合的に評価する.

再評価

行わない.

連絡先

伊藤(088-633-7336, itohiro@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月・水・金曜日の16:00∼17:00 (時間調節を適宜おこないますので,e-mail にて時間調節の上,面談して下さい.)

備考

特になし.