2008年度 口腔科学教育部 口腔科学専攻 博士課程 — [選択] 1年(通年), 2年(通年)

口腔機能再建学実験実習

教授・松尾 敬志, 准教授・中江 英明, 講師・中西 正, 講師・菅 俊行

4単位

目的

歯の硬組織疾患,歯髄疾患,歯周疾患の病態解析に関する実験計画の立案方法および解析方法を習得するとともに,得られた結果を学術論文にまとめる方法を指導する.

概要

高度に進歩する歯科臨床の現場においては,治療後の組織再建や口腔機能回復が重要な課題となっている,生体親和性を有する各種代替材料を用いた治療法の開発をはじめ,顎口腔形態・機能や歯科的侵襲に対する生体の応答性に関する新しい評価法の開発等の生じる顎口腔形態・機能異常の発症機構の解明および予防法・治療法開発に関する実験指導を行い,その成果を学術論文にまとめる方法を指導する.

計画

1.授業ガイダンス(担当者: 松尾)
2.基礎的実験手技の習得(担当者: 〃)
3.細菌の培養法(担当者: 〃)
4.抜去歯からの試料作製方法(担当者: 菅)
5. 〃(担当者: 〃)
6.細菌の染色方法(1)(担当者: 松尾)
7.細菌の染色方法(2)(担当者: 〃)
8.抜去歯牙を用いた硬組織研究法(光学顕微鏡)(担当者: 〃)
9.抜去歯牙を用いた硬組織研究法(走査型電子顕微鏡)(担当者: 菅)
10.抜歯牙を用いた硬組織研究法(透過型電子顕微鏡)(担当者: 〃)
11.ヒト歯髄組織および歯周組織の採取方法(担当者: 中西)
12.ヒト歯髄線維芽細胞および歯肉線維芽細胞の培養法(担当者: 〃)
13. 〃(担当者: 〃)
14.ELISAによるサイトカイン・ケモカインの測定(1)(担当者: 〃)
15.ELISAによるサイトカイン・ケモカインの測定(2)(担当者: 〃)
16.RT-PCRによるサイトカイン・ケモカインの検出(1)(担当者: 〃)
17.RT-PCRによるサイトカイン・ケモカインの検出(2)(担当者: 〃)
18.歯髄組織の免疫組織学的検索方法(1)(担当者: 松尾)
19.歯髄組織の免疫組織学的検索方法(2)(担当者: 〃)
20.歯髄組織の免疫組織学的検索方法(3)(担当者: 〃)
21.歯肉上皮細胞の培養方法(担当者: 中江)
22.歯周病関連細菌(特に偏性嫌気性細菌)の培養方法(1)(担当者: 〃)
23.歯周病関連細菌(特に偏性嫌気性細菌)の培養方法(2)(担当者: 〃)
24.歯周組織切片の作製方法(1)(担当者: 〃)
25.歯周組織切片の作製方法(2)(担当者: 〃)
26.歯周組織の免疫組織学的検索方法(担当者: 〃)
27.RT-PCRによるサイトカインの検出(1)(担当者: 〃)
28.RT-PCRによるサイトカインの検出(2)(担当者: 〃)
29.実験結果のまとめ方(担当者: 松尾)
30.まとめ(担当者: 〃)

評価

実験レポートおよび試問により総合的に評価する.

再評価

なし

連絡先

松尾(0886337339, matsuo@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: e-mail によりアポイントをとって下さい.必要に応じて時間調節をおこないます.

備考

特記事項なし