2008年度 薬科学教育部 創薬科学専攻 博士前期課程 — [選択] 毎年(後期)

2008年度 薬科学教育部 創薬科学専攻 博士後期課程 — [選択] 毎年(後期)

薬物応答制御学特論

Theory of Controlled Medication Response

非常勤講師・武市 陽一郎, 非常勤講師・永山 績夫, 非常勤講師・岡 俊範

2単位

目的

薬剤応答性解析は薬の効く人,効かない人,副作用の出る人,出ない人を薬剤投与前に見極め,患者のための治療を進めようという近年の概念である.その基礎的概念と必要性について講述する.また最近の解析技術の急速な進歩とその技術を用いた制御の例について講述する.

概要

学部の薬物動態学の基礎概念を受講者が保持していることを前提として,FDAのGuidance, 最近の学会,文献発表例を示し,講述する.また,薬剤応答を規定する因子の抽出方法,その因子を用いた制御の例を示し,講述する.

注意

特になし

計画

1.授業ガイダンス+薬物応答制御学序論(担当者: 武市 陽一郎)
2.バイオマーカーについて(担当者: 永山 績夫)
3.薬物の生体内曝露を規定するバイオマーカーⅠ(担当者: 〃)
4.薬物の生体内曝露を規定するバイオマーカーⅡ(担当者: 〃)
5.薬物の感受性を規定するバイオマーカー(担当者: 〃)
6.フッ化ピリミジン系抗癌剤について(担当者: 〃)
7.フッ化ピリミジン系抗癌剤における薬剤応答性解析(担当者: 〃)
8.バイオマーカーに関する最近のトピック(担当者: 〃)
9.企業のテーラーメイド医療への取り組み(担当者: 岡 俊範)
10.PharmacogenomicsとFDAガイダンス(担当者: 〃)
11.バイオインフォマティクスの基礎(担当者: 〃)
12.Pharmacogenomics研究のための新しい解析技術(担当者: 〃)
13.遺伝子発現解析による薬物応答規定因子の探索と応用(担当者: 〃)
14.蛋白発現解析による薬物応答規定因子の探索と応用(担当者: 〃)
15.遺伝子多型解析による薬物応答規定因子の探索と応用(担当者: 〃)

評価

出席状況と小テストまたはレポート等により評価する.

連絡先

武市(連絡先未登録)
オフィスアワー: 特に設定しません.e-mail にていずれかの教員に問い合わせして下さい.その都度,時間調整と面談場所を設定します.

備考

1.平成20年度後期開講
2.随時プリントを配付