2008年度 薬科学教育部 医療生命薬学専攻 博士前期課程 医療薬学コース — [選択] 毎年(前期)

2008年度 薬科学教育部 医療生命薬学専攻 博士後期課程 — [選択] 毎年(前期)

薬物代謝学特論

Drug Metabolism and Therapeutics

教授・荒木 勉

2単位

目的

脳の構造及び神経変性疾患を中心とした病態と発症機序を理解させる.次いで,薬剤による治療の限界及び薬物代謝の問題点等についての知識を修得することを目標とする.

概要

学部における知識を基礎にして,病態に関する知識を修得する.基礎理論から最新の話題までの医療現場の現状を概説後,課題研究を与える.

注意

講義中に,理解度を把握する為に,小テストを実施する場合もあります.
出席,課題テーマのレポートを重視します.

計画

1.脳の構造(1)
  • 中枢機能の概論
2.脳の構造(2)
  • 脳血管の役割
3.脳の構造(3)
  • 脳諸部位の役割における相違
4.脳の病態(1)
  • 水頭症の発生機序
5.脳の病態(2)
  • パーキンソン病の病態生理
6.脳の病態(3)
  • パーキンソン病に対する薬物治療
7.脳の病態(4)
  • 虚血性脳疾患の病態生理
8.脳の病態(5)
  • 虚血性脳疾患の薬物療法
9.脳の病態(6)
  • 脳動脈瘤の発生機序
10.脳の病態(7)
  • 脳腫瘍の発生機序
11.脳の病態(8)
  • 高血圧と脳血管障害
12.睡眠時無呼吸症候群
  • 脳組織に与える影響
13.加齢黄班変性症
  • 失明原因に関する対応
14.総括
  • 課題テーマを出します.

評価

出席,受講態度,レポートにより評価します. 再試験 予定無.

連絡先

荒木(病態神経薬学分野, 088-633-7277, tsuaraki@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週金曜日12-13時 5階 薬効解析学分野

備考

1.平成20年度前期開講
2.講義資料は適宜配布し,参考図書も必要に応じて紹介します.