2008年度 薬科学教育部 医療生命薬学専攻 博士前期課程 生命薬学コース — [選択] 毎年(後期)

2008年度 薬科学教育部 医療生命薬学専攻 博士後期課程 — [選択] 毎年(後期)

衛生化学特論

Pharmaceutical Health Chemistry

教授・德村 彰, 准教授・田中 保

2単位

目的

衛生薬学分野で最近注目を集めている話題として,1)酸化ストレスが生体におよぼす障害と,2)生体内におけるリン脂質の役割の二つを採りあげ,概説する.

概要

酸化ストレスと関連疾患,活性酸素によるリン脂質の酸化変性と疾患との係り,リン脂質の構造と機能およびその代謝異常と疾患との関連などについて,基礎から最新の研究にわたる内容を,生化学,分子生物学,病態生理学など様々な視点から講義する.

注意

後日,講義の日程と場所を通知します.

計画

1.酸化ストレス(1)
  • 活性酸素,抗酸化剤と抗酸化酵素,酸化ストレスによる遺伝子発現とレドックス制御
2.酸化ストレス(2)
  • 酸化ストレスと細胞障害,活性酸素と疾患
3.リン脂質(1)
  • 生体膜リン脂質代謝の異常と生活習慣病
4.リン脂質(2)
  • リン脂質によるシグナル伝達機構と細胞活性化
5.酸化ストレスとリン脂質・・・活性酸素によるリン脂質の酸化変性と炎症性疾患

評価

出席,レポート及び受講態度を総合して評価します.(再試験) なし

備考

1.講義時に資料を配布し,参考書を紹介します.
2.平成21年度後期開講