微生物プロテオミクス演習
Practice of Microbial Proteomics
形態
演習
目的
宿主微生物間の相互作用を解明するための基本的実験法の原理を理解する.
概要
微生物,特にヒトの生命活動に密接に関与する常在菌叢と宿主との共生関係についての分子基盤を解明するためのプロテオミクス研究について理解を深める.いくつかの代表的論文を抄読し,仮説や研究計画の立案の仕方およびその実証方法について総括的に学習する.細菌の培養法や染色法,また,腸内菌の分離同定法など,宿主微生物間相互作用の研究に必要な基本的手技を十分に理解し,習熟するための演習を行う.
注意
e-learningは実施していない.
計画
1-2. | 授業ガイダンス+微生物プロテオミクス演習序論 | (担当者: 桑原知巳) |
3-4. | ヒト常在菌叢の構成と機能 | (担当者: 片岡佳子) |
5-6. | 選択的細菌分離法 | (担当者: 〃) |
7-8. | 分子遺伝学的菌叢解析 | (担当者: 桑原知巳) |
9-10. | 16S rDNA塩基配列にもとづく分子進化系統樹の作成法 | (担当者: 〃) |
11-12. | T-RFLP法の原理とその応用 | (担当者: 片岡佳子) |
13-14. | プレバイオティクスとプロバイオティクス | (担当者: 〃) |
15-16. | 16S rDNAライブラリー解析による菌叢解析 | (担当者: 桑原知巳) |
17-18. | 細菌ゲノムの多様性と進化 | (担当者: 〃) |
19-20. | 細菌研究におけるタンパク質二次元電気泳動法 | (担当者: 〃) |
21-22. | 腸内菌叢の代謝活性 | (担当者: 片岡佳子) |
23-24. | 菌叢解析におけるバイオインフォマティクスの重要性 | (担当者: 桑原知巳) |
25-26. | ショットガンシークエンス法の原理 | (担当者: 〃) |
27-28. | 安定同位元素を用いた難培養性細菌のゲノム解析 | (担当者: 〃) |
29-30. | 微生物プロテオミクス学におけるデータベース活用の実際 | (担当者: 〃) |
評価
出席状況とレポート等により評価する.
連絡先
桑原(088-633-9229, tomomi@basic.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日の17:00∼18:00 (e-mailにより時間調整を適宜行います.)
他の教員についても,e-mailにて時間調整の上,面談して下さい.