2008年度 栄養生命科学教育部 人間栄養科学専攻 博士後期課程 — [選択] 1年(後期)

医療栄養学概論

教授・中屋 豊, 准教授・髙橋 章, 助教・保坂 利男

2単位

目的

臨床の各病態下における,栄養管理を習得させる.また,チーム医療の一員として,活躍できるように栄養以外の知識(病態,検査,治療)も習得する.

概要

各病態における栄養管理

注意

インターネットで症例,学習資料に提示する.症例における問題点を見つけ,自己学習する.ネット上で栄養管理に関する討論を行う.症例の検討結果および課題に対するレポート提出

計画

1.栄養評価(SGA,ODA)と栄養必要量の算出(担当者: 保坂)
2.脱水(脱水の種類,Naの意義,口渇)(担当者: 中屋)
3.水・電解質異常(酸塩基平衡1)(担当者: 〃)
4.嘔吐・下痢(電解質異常,酸-塩基平衡2,輸液)(担当者: 〃)
5.経腸栄養の管理(担当者: 高橋)
6.短腸症候群(消化管の機能,術後の合併症)(担当者: 〃)
7.糖尿病腎症と肺炎(ストレス下の糖尿病のコントロール)(担当者: 保坂)
8.糖尿病性昏睡(感染症と糖尿病,シックデイの対策)(担当者: 〃)
9.COPD(呼吸器疾患の病態,シックデイの対策)(担当者: 〃)
10.心不全(心不全の病態理解,心不全の栄養管理)(担当者: 中屋)
11.食道癌(術前・術後の栄養管理,免疫増強栄養剤)(担当者: 高橋)
12.抗ガン剤治療中の栄養管理(抗ガン剤投与時の副作用対策(担当者: 中屋)
13.熱傷(外傷時のストレスと栄養)(担当者: 高橋)
14.症例検討1(担当者: 〃)
15.症例検討2(担当者: 中屋)

評価

レポート提出.ネットでの討論参加の際の意見を評価する.

備考

E-ラーニングを中心に行う.