2008年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

人間と生命 / ゼミナール「薬物治療の最適化 ∼その概念と方法∼」

Humanity and Life / Optimization on drug treatment for clinical care

平成19年度以前の授業科目:『人間と生命 / ゼミナール「薬物治療の最適化 ∼その概念と方法∼」』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然科学ゼミナール / ゼミナール「薬物治療の最適化 ∼その概念と方法∼」』

准教授・石田 竜弘

2単位

 水(9・10) 全(全)

授業のタイプ

講義

授業の目的

薬効獲得のため,薬剤の体内動態の理解と制御がいかに重要であるか理解する. 最新の薬物動態制御法について理解する.

授業の概要

がんやHIV感染など,一昔前には不治の病と言われ,その治療のために患者の日常生活が奪われていたような疾患でも,昨今では多くの場合比較的長期にわたって「日常」の生活を送ることができるようになってきている.これは,医療の進歩によるところが大であるが,実体は効果の高い薬剤が開発され,それを的確に使用しているからに他ならない.本講義では,薬剤投与後の体内動態に着目し,その最適なコントロールがいかに薬効獲得に需要であるかについて示し,学生諸君の理解を深めたいと考えている.

キーワード

薬物治療,薬物動態学,薬力学,ドラッグデリバリーシステム,ナノテクノロジー

到達目標

1.薬物の体内動態制御の重要性を理解する
2.服薬遵守(コンプライアンス)の重要性を理解する
3.DDSのinovationについて知る.

授業の計画

1.イントロダクション
2.薬剤の投与法
3.薬剤の体内動態 1
4.薬剤の体内動態 2
5.薬剤の体内動態 3
6.薬物治療の現状 1.癌化学療法
7.薬物治療の現状 2.癌化学療法
8.薬物治療の現状 3.癌化学療法
9.薬物治療の現状 4.癌化学療法
10.薬物治療の現状 5.HIV
11.薬物治療の現状 6.HIV
12.Drug Delivery System 1
13.Drug Delivery System 2
14.Drug Delivery System 3
15.Drug Delivery System 4
16.試験

成績評価の方法

出席,最終試験のスコア,および適宜指示するレポートなどにより総合的に判定します.

教科書

特に指定しません.随時プリントなどを配布します.

連絡先

石田(088-633-7260, ishida@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 随時連絡下さい