医療薬学・病院実習2
Clinical Pharmacy · Pharmacy Practicum 2
薬物治療解析学全教員, 医薬品情報学全教員, 病態神経薬学全教員, 臨床薬学実務教育室全教員
2単位
形態
実習
目的
モノに関する薬学」と「ヒトに関する薬学」の融合が医療薬学教育の目指すところであるからには,「生命倫理に立脚した総合科目としての薬学を臨場感を伴って修得できる実習科目」として患者を対象にした実務実習は必要不可欠である.また,薬学部において,卒業後の進路の如何にかかわらず,すべての学生を対象とした臨床実習は,薬学教育の充実のためにも非常に重要である.
本実習の目的は,全薬学生に,医療現場で活躍する薬剤師の姿を通じて,心身共に病める患者のQOL (quality of life) 向上に資するための薬剤師業務の展開を知り,実際に体験してもらうことにある.また,薬の専門家として必要な科学的知識の重要性を経験し,常に自らの能力を開発し医療に貢献するための真摯な努力を続けることの大切さを実感してもらいたい.
概要
実習の場を病院や地域薬局に移し,実際に薬剤師実務を体験することにより,薬剤師の任務についての認識を深め,薬剤師倫理,医療倫理,生命倫理等の倫理観を身につけるとともに,実習を通じて自己研鑽する中で,患者や医療スタッフとのコミュニケーション,守秘義務等,医療現場における薬剤師としてのマナーを学習し体得する.
注意
患者と接する医療の現場であることを常に意識し,薬系大学の実習生であることを自覚して,身なりを正し,挨拶や言葉使いに気を配り,衛生面での安全性配慮や機器の使用等に際しては実習指導者の指導のもとに細心の注意を払いながら,実務を体験してほしい.
目標
1. | 調剤
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2. | 製剤・IVH
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3. | DI・病棟活動
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4. | 麻薬・注射・薬品管理
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5. | TDM・試験
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6. | 保険薬局実習
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計画
1. | 上記到達目標に従い実習を進める. |
評価
原則として,実習中の欠席,遅刻,早退は認めない(やむを得ない場合は,実習指導責任者に必ず連絡すること).実習態度全般,理解度等に対する指導薬剤師の評価を参考にする.
再評価
認めない.
教科書
薬学生のための病院・薬局実習テキスト」(薬学教育協議会 病院・薬局実務実習近畿地区調整機構監修,じほう),医薬品集(各社)