2009年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

自然と技術 / 第四紀の自然環境

Science and Technology / Quaternary Natural Environment

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / 第四紀の自然環境』

准教授・西山 賢一

2単位

 月(1・2) 全(全)

授業の目的

地球環境問題が重要視されて久しい.その科学的理解のためには,地質時代でいう「第四紀」における自然環境の変遷史を理解しておく必要がある.この講義では,第四紀(約170万年前以降,現在まで)に地球上で生じた種々の地学的現象を解説するとともに,自然と人間とのよりよいつきあい方を考えていく.

授業の概要

地球環境を特徴づける種々の地学的現象(気候変動,海水準変動,地震,火山,水循環,土壌)について学ぶとともに,日本の平野や山地のなりたちについて理解する.また,地球環境問題と自然災害についても理解を深める.

キーワード

環境地学,地球科学,地球環境,第四紀,自然環境

受講者へのメッセージ

パワーポイントやビデオなどを使うことがあります.遅刻·欠席をしないこと.積極的にノートをとること.

到達目標

1.地球環境を特徴づける地学現象を理解し,地球環境問題の基礎知識を身につける.

授業の計画

1.地球環境の特徴
2.過去を知るテクニック:年代測定法
3.気候変動とは何か?
4.海水準変動とは何か?
5.地震のしくみ
6.火山のしくみ
7.天気の変化
8.地球上をめぐる水
9.地下水の特徴
10.土壌の形成
11.日本の平野はどうやってできたか?
12.日本の山地はどうやってできたか?
13.地球環境問題について考える
14.自然災害とその予測
15.試験
16.総括授業

成績評価の方法

期末試験と出席状況(小テスト)を総合的に判断して評価する.

再試験の有無

再試験あり

教科書

教科書:指定しない.必要に応じてプリントを配布する.

参考書

参考書:「百年·千年·万年後の日本の自然と人類」古今書院,「地球史が語る近未来の環境」東大出版会,「新版 自然環境の生い立ち」朝倉書店,「環境と地質(全5巻.日本語訳)」古今書院

連絡先

西山(総科3号館2S05, 088-656-7239, nisiyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日12∼13時