2009年度 徳島大学 共通教育 大学入門科目群 — 毎年(前期)

大学入門講座 / 大学入門講座(工・機械)

Introduction to University Education / Introduction to University Education

平成19年度以前の授業科目:『大学入門講座』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『大学入門講座 / 大学入門講座(工・機械)』

教務委員会委員, 学生委員会委員

1単位

 集中 工(機)

授業の目的

大学で学ぶ意味は何でしょうか.これを自ら探るには,大学生活全体を通じて自律的な学びの姿勢を確立していく必要があります.今後の大学での学びを確かなものにするために,高校までと異なった学習の姿勢や方法の概略,自律的な大学生活を送る方策の概略を把握することを目的とします.

授業の概要

この大学入門講座は,大学での学びを確かなものにするために,高校までとは異なって,「教わる授業から自ら学ぶ授業」という学習の姿勢や方法を身につけられるよう構成されています.各講義は,そのテーマに応じて適切な授業方法で行われます.大学では一般に講義形式の授業が主になりますが,この講座では,講義を聞き,その主題についてノートをとり,グループで討論をしたり,その経過·まとめを口頭で報告したり,また文章でレポートすることなどの,学習方法も取り入れて実践されます.それらを通じて,「自ら学ぶ」姿勢を身につける準備をして,今日,大学生が社会から求められている「知的技法」の一端を身に付けることを目指します.

キーワード

機械工学科,履修計画,大学生活

受講者へのメッセージ

大学で何を何故学ぶのか,目標をたて大学生活を過ごしましょう.

到達目標

1.以下「【授業の計画】」のテーマについて,その概要や問題点を理解し,友人たちや教員と討論ができ,文章としてまとめられること,また皆の前で報告発表ができること.

授業の計画

1.健康的に学生生活を送るために 保健管理センターの紹介·酒タバコの弊害と効用·生活習慣病を予防するための健康管理法とその重要性·及び注意が必要な感染症について説明する.
2.施設見学 常三島キャンパスの主要な施設を実際にまわり,利用方法などを紹介する.
3.附属図書館からのオリエンテーション
4.学びの相談について
5.学生委員からの諸注意
6.教務委員からの諸注意
7.履修計画の作成 1
8.履修計画の作成 2
9.履修登録
10.読書のすすめ·英語のすすめ コミュニケーションのために,自分の意見を構築することの大切さ,さらに国際社会で活躍するために英語能力が重要であることを認識する.
11.学びと倫理 人間また技術者として,何を身に付けなければならないか,その基本を理解する.
12.機械工学の生い立ち,教育理念·教育目標·教育方針を説明し,これから4年間の「学びの設計」を考える基盤を作る.
13.進路の探し方 これからの生き方, 進学, 就職等の状況と心構えを説明する.
14.レポートの書き方 その意味と書き方について説明する.またプレゼンテーションの重要性を説く.
15.パソコンを使う 情報を収集·発信するためのテクニックを紹介する.

成績評価の方法

授業への参加の姿勢と到達目標の達成度により評価し,単位を認定する.

再試験の有無

無(欠席等の場合は,課題のレポートを課す)

教科書

工学部『「学びの技」はじめの一歩』,その他必要に応じてプリントを配布する.

連絡先

高木(M620,088-656-7359,takagi@me.tokushima-u.ac.jp)

備考

機械工学科·教務委員