2009年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

歴史と文化 / 日本語の音声

History and Culture / Japanese Phonetics

平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『歴史と文化 / 日本語の音声』

教授・岸江 信介

2単位

 木(3・4) 全(全)

授業の概要

音声について学習する.日本語の音声をメインに取り扱うが,音声を音響学的側面から扱い,音声分析などをパソコンソフトを用いて行う. 日本の諸方言の音声を取り上げて解説し,方言音声のバリエーションについて学ぶ.特にアクセント体系などに違いについて述べる.

到達目標

1.音声言語,方言音声を音響学的分析よって音声に対する認識を新たにする.
2.コミュニケーションにおける音声の役割について考える.

授業の計画

1.音声とは何か?
2.音声生成のメカニズム
3.音声を物理的にとらえる
4.日本語の音声学
5.音声と音素
6.モーラとシラビーム
7.日本語諸方言のモーラとシラビーム
8.日本語史における音声の変化
9.日本語諸方言の音声
10.アクセント·イントネーション·ポーズの役割
11.音響音声学とはなにか
12.自分のアクセントを分析する
13.全国諸方言アクセントの体系
14.パソコンによる音声分析を行う
15.アクセントを調べる
16.総括(レポートのテーマなどについて)

成績評価の方法

出席(30%),レポート(50%),小テスト(20%)を評価の割合とする.

再試験の有無

教科書

随時プリントを配布する.

参考書

今石元久編『音声分析入門』(和泉書院)

連絡先

岸江(088-656-9309, kishie@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日12時∼13時 総合科学部1号館中棟3階(2307)

備考

社会人ボランティアの参加要請(10名程度)・・・方言や日本語音声の地域差に興味がある社会人ボランティアの方で授業補助をして下さる方を募集しています.