2009年度 工学部 生物工学科 夜間主コース — [必修] 4年(後期)

細胞生物学

Cell Biology

教授・長宗 秀明

2単位

目的

真核生物や原核生物の細胞構造について,その構造や機能を分子レベルで講述する.また有用物質の大量生産や細胞医薬品として用いられる細胞の培養技術についての理解も図る.さらに細胞を利用する際の生命倫理的な側面についても討議する.

概要

真核生物や原核生物の細胞構造について,その構造や機能を分子レベルで講述する.また有用物質の大量生産や細胞医薬品として用いられる細胞の培養技術についての理解も図る.さらに細胞を利用する際の生命倫理的な側面についても討議する.

キーワード

細胞,細胞培養

要件

本科目受講は生化学1及び2,酵素化学の単位取得を前提とする.

注意

配布資料や参考書を使って毎回の予習と復習を行うこと.講義資料には英文記述が多く含まれる.従って講義内容を理解する必要上,専門的な英語単語の修得に努めること.

目標

1.細胞の構造や機能,細胞増殖に必須な要件,細胞の培養技術について理解を深める.(授業計画1-7及び定期試験による)
2.物質生産や医療への細胞利用に関する理解とその倫理的問題点の理解を深める.(授業計画8-15及び定期試験による)

計画

1.細胞の構造1:細胞膜,染色体,核,リボソーム等
2.細胞の構造2:ミトコンドリア,葉緑体,リソソーム,細胞骨格等
3.真核細胞の増殖(細胞周期)
4.細胞培養技術の基礎1:培養用器具・機器及び無菌操作
5.細胞培養技術の基礎2:培地,血清,細胞増殖因子
6.細胞培養技術の基礎3:バッチ培養法と連続培養法
7.細胞株の樹立・維持・改変,及び中間試験(到達目標1の評価)
8.細胞の工学・医学的利用:抗体工学1(免疫学の基礎知識)
9.細胞の工学・医学的利用:抗体工学2(モノクローナル抗体作成法)
10.細胞の工学・医学的利用:抗体工学3(組換え抗体の作製法と応用)
11.細胞生物学的観察手法(測定機器や原理等)
12.遺伝子マッピング法,遺伝子診断法
13.培養細胞系を用いた化学物質の安全性試験法
14.細胞医薬品や遺伝子治療への応用,人工組織やクローン技術の概論
15.グループ討論:細胞生物学の工学的応用とその倫理的問題について
16.期末試験 (到達目標2の評価)

評価

到達目標1の到達度は中間試験(100%)で,到達目標2は定期試験(100%)で評価する.2項目とも到達度60%以上かつ出席率80%以上を合格とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

配布するプリントを教材として使用する.

参考資料

Lodishら著「分子細胞生物学(第5版)」(東京化学同人)など.

さらに必要に応じて講義中に紹介する.

連絡先

長宗(化生棟707, 088-656-7525, nagamune@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日16:20-17:50