2009年度 工学部 知能情報工学科 夜間主コース — [選択] 4年(前期)

ディジタル回路

Digital Circuits

准教授・四柳 浩之

2単位

目的

電子計算機などのディジタル電子機器に不可欠なパルス·ディジタル信号を入出力する電子回路について基礎知識を習得させる.

概要

ディジタル電子回路素子としてダイオード·トランジスタの特性·各種パルス発生·変換器と論理回路について述べる.

キーワード

ディジタル回路,トランジスタ,パルス発生回路

要件

「電子回路」を受講していることが望ましい

目標

1.能動素子をスイッチとして利用できる(授業計画1~3および中間試験による)
2.波形整形回路,パルス発生回路の動作を説明できる(授業計画4~9および中間試験による)
3.ディジタル回路の動作を説明できる(授業計画10~15および定期試験による)

計画

1.ディジタル回路の基礎
2.ダイオードのスイッチング特性
3.トランジスタのスイッチング特性
4.波形変換回路
5.波形操作回路
6.方形波パルス発生回路(1):マルチバイブレータ
7.方形波パルス発生回路(2):シュミットトリガ回路
8.三角波パルス発生回路
9.中間試験
10.基本論理ゲート
11.組合せ論理回路
12.基本記憶論理回路
13.順序論理回路
14.ディジタル回路の機能ブロック
15.A-D/D-A変換回路
16.期末試験

評価

不定期のレポート·小テスト(30点),定期試験70点とし,合計60点以上を獲得した者を合格とする.

教科書

堀桂太郎著「ディジタル電子回路の基礎 」東京電機大学出版局

参考資料

吉田典可著「電子回路II 」朝倉書店

小柴典居著「パルスとディジタル回路」オーム社

連絡先

四柳(E棟3階南 D-3, 088-656-9183, yanagi4@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水・金17:00∼18:00

備考

「電気回路」,「電子回路」を理解していることを前提に講義する.