2009年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

医用工学

Medical Technology

准教授・山下 菊治, 肩書不明・長浜 正巳, 准教授・大内 淑代

2単位

目的

医用工学の最近の動向を知り,そこで用いられる様々な先端技術や器機の原理及び実際的操作などを理解する.また同時に,医療領域などの社会に対する生物工学の貢献についても理解する.

概要

医用工学の最近の動向と実際,またその領域での生物工学の役割と将来性について講義する.

キーワード

脂質膜,組織誘導,医用工学,遺伝子発現,細胞分析,蛍光タンパク質,RNA,再生医療

要件

特になし.

注意

特になし.

目標

1.最近の医用工学の進歩における生物工学の役割について理解する.
2.バイオテクノロジーにおける最新の分析手技や分析機器の原理と応用例について理解する.

計画

1.脂質膜の構造と機能
2.脂質膜の環境適応性とその医学・工学的応用
3.生体組織の修復再生機構
4.皮膚の医用工学
5.運動器系の医用工学
6.消化器・循環器系の医用工学
7.泌尿器・感覚器系の医用工学
8.中間試験(到達目標1・2の一部評価)
9.生物発光および蛍光タンパク質の原理と特性
10.蛍光タンパク質の基礎医学生物学への応用
11.蛍光タンパク質の診断・医療技術への応用
12.DNA医用工学:塩基配列決定法と遺伝子診断
13.RNA医用工学:RNA in situ hybridization法とRNA干渉法
14.再生医療工学:iPS細胞
15.全体のまとめ
16.期末試験(到達目標1・2の一部評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標2項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度は中間試験(50%),期末試験(50%)で評価する(出席点は加えない).

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(A),(C),(D)に対応する.

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

受講者に講義資料を配布する.

参考資料

特に指定しない.

連絡先

生物工学科事務室(M棟703号室)

備考

原則として再試験は実施しない.