2009年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [選択] 4年(前期)

環境化学

Environmental Chemistry

教授・本仲 純子, 講師・薮谷 智規

1単位

目的

われわれの存在する地球で生じる諸事象を正確に把握するために,化学の知識と経験をもとに取り組む学問が環境化学である.本講義では,環境内の事象への理解を深めるための方法論を論じる.また,地球環境は時々刻々変化している.そこで,現在の「地球」を知りうるために,最新の環境化学に関するトピックスについて確認する.

概要

地球環境を精確に把握するための方法(データ採取および解析)について講義する.また,最新の環境化学に関するトピックスについて講演する.

キーワード

環境問題,リサイクル

先行科目

分析化学

関連科目

機器分析化学

要件

分析化学の受講を前提とする.

目標

1.地球環境に対する理解を深める.(授業計画1-7および定期試験による)
2.環境を把握するためのデータの採取,解析法について理解する.
3.最新の地球環境に関して把握する

計画

1.総論
2.化学物質の概念(教科書 1-15ページを参照して予習しておくこと)
3.化学物質の概念(化学物質の有害性,教科書 1-15ページを参照して予習しておくこと)
4.地球環境の成立 (地球の誕生,進化,産業の発展,教科書16-25を参照して予習しておくこと)
5.地球環境の成立 (公害問題,教科書16-25を参照して予習しておくこと)
6.気候変動と温暖化(概論,教科書35-45ページを参照して予習しておくこと)
7.気候変動と温暖化(最新のトピックス,教科書35-45ページを参照して予習しておくこと)
8.定期試験(教育目標 1-3の評価)

評価

講義に対する理解力の評価は講義への参加状況,レポートの提出状況と内容などの「講義の理解への取り組み」,「中間試験」と「定期試験」の成績を総合評価する.成績評価に対する「講義への参加状況と中間試験の成績」と「定期試験の成績」の割合は4:6とする.60点以上を合格とする.

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(A)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

地球の環境と化学物質 安原昭夫・小田淳子 共著,三共出版

参考資料

適宜,プリントを配布する.

連絡先

本仲(化611, 088-656-7409, motonaka@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

環境科学関係(環境行政,専門家)のゲストスピーカーによる講義を含むことがある.