技術者と社会
Introduction to Mechanical Engineering
目的
技術者を取巻く今日の社会環境について講義し,機械技術者を目指す新入生諸君が自立的で有意義な学生生活を構築する上で必要な素養と能力を養う.情報収集の技術や報告書の書き方などにも触れる.
概要
教科書のほか,新聞・雑誌・参考図書などから機械と機械技術者をめぐる具体的なトピックスを取り上げて技術者を取巻く今日の社会環境や話題などを講義すると共に,レポートを通じて日常的な情報収集・分析・判断・表現能力などを養うことを目指す.
キーワード
技術者,産業,機械技術,社会
要件
継続して新聞に目を通すこと.
目標
1. | 機械工学を学び技術者を目指すことの意味や意義を理解する. |
2. | 技術者を取巻く社会環境や必要な素養を理解する. |
3. | 情報を集め,分析·判断し,表現する方法を修得する. |
計画
1. | 序説 |
2. | 大学で学ぶということ |
3. | 若者に対するいろいろな議論 |
4. | 企業と社会の変化 |
5. | 社会環境の変化 |
6. | 研究開発-その位置づけと意義 |
7. | 研究開発・技術の保護 |
8. | 個人と社会・仕事との関わり |
9. | 技術者の倫理 |
10. | 企業と技術者 |
11. | 技術者の資質 |
12. | 起業 |
13. | 外国の技術者 |
14. | 技術者のライフプラン |
15. | まとめ |
16. | 定期試験 |
評価
演習レポートに基づく平常点と,期末試験の結果とを総合して評価する.評価には平常点を重視し,平常点と期末試験との比率を8:2 とし60%以上を合格とする.
JABEE合格
【授業評価】と同一である.
JABEE関連
(I)に対応する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
飯野弘之著「新 技術者になるということ」Ver.5,雄松堂出版,ISBN4-8419-0414-X.新聞·雑誌·参考図書などからのプリント資料も使用する.
参考資料
中島利勝,塚本真也共著「知的な科学·技術文章の書き方」,コロナ社,ISBN4-339-07640-6.
梅棹忠夫著「知的生産の技術」,岩波新書,ISBN4-00-415071-6.
「就職活動の強い味方 新聞の読み方がわかる本」,新星出版社,ISBN4-405-00467-6.
連絡先
末包(M521, suekane@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
橋本(エコ棟405号室, 088-656-7389, hashi@eco.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
桑村(kuwa333@mb.tcn.ne(no-spam).jp)
前川(連絡先未登録)
備考
1. | 技術者として必要な情報を収集整理し,またそれを判断•表現する能力を高めるには,例えば報道や身の回りの製品等に対して関心を持ち設計製造といった技術側からの視点で眺めるなど,日常生活の中での習慣づけが望まれる. |
2. | 学習·教育目標の(G)自律的·継続的学習能力にも関連する. |