2009年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [選択必修(G)] 3年(後期)

コンピュータ回路

Computer Circuits

准教授・四柳 浩之

2単位

目的

電子計算機のハードウエアについて学ぶ

概要

コンピュータ内部での情報の表現法,記憶法,処理法ならびにそれを実現する回路(論理回路と呼ばれている)について講義する.

キーワード

コンピュータ,ディジタル回路,論理関数

要件

「電子回路」,「ディジタル回路」の講義内容と関係が深いので,それら2つの科目を受講しておくこと.

目標

1.コンピュータの内部構成要素とその機能を理解する(授業計画1~15および定期試験による)
2.コンピュータにおける情報の表現法を理解する(授業計画2~5および定期試験による)
3.コンピュータでの計算法を理解する(授業計画5~12および定期試験による)
4.コンピュータ回路の設計法を理解する(授業計画1~15および定期試験による)

計画

1.コンピュータ開発の歴史
2.コンピュータ内での情報の表現法
3.基数変換
4.負数・実数の表現
5.2進数の加減算
6.論理関数
7.論理関数の簡単化
8.順序回路
9.コンピュータの基本構成
10.コンピュータの動作原理
11.制御装置
12.演算装置
13.記憶装置
14.入出力装置
15.質問・総括
16.定期試験

評価

試験80%,平常点20%(レポート等)として評価し,全体で60%以上で合格とする.

JABEE関連

(C)工学基礎10%,(E)専門分野(知能電子回路)90%

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

黒川ほか,「コンピュータ概論」(コロナ社)

その他,講義資料をu-learningシステムにて配布する

参考資料

浅川毅,「基礎コンピュータシステム」(東京電機大学出版局)

樹下他「VLSIの設計II」(岩波書店)

藤原秀雄「ディジタルシステムの設計とテスト」(工学図書)

連絡先

四柳(E棟3階南 D-3, 088-656-9183, yanagi4@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水・金17:00∼18:00

備考

計算機工学関係のゲストスピーカーによる講義を含むことがある.