2009年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

設計製図

Design and Drawing

教授・森田 郁朗, 准教授・北條 昌秀

1単位

目的

前半では,電気機器の設計の基本的な考え方を説明し,変圧器を例とした設計法を演習を通じて修得する.後半では,製図規格の考え方を説明し,具体的な機械製図,電気製図および電子製図をCADによる演習等を通じて製図の基本を修得する.

概要

前半で,電気機器設計の概論と変圧器を例題とした設計演習を行い,後半で製図に関する各種製図規格と製図演習を行う.それぞれにレポート課題が出される.

キーワード

工業規格,機械製図,電気用図記号

要件

「電気回路1」,「電気磁気学2」,「電気機器1,2」を履修していること.

注意

授業の進行にあわせてレポート課題が課せられ,レポート提出内容は平常点として加点されるので,毎回の予習·復習に加えてレポート提出は欠かさず行うこと.

目標

1.機器設計の基礎(材料,構成法等)を理解すること.[前半]
2.変圧器の基本的な設計ができること.[前半]
3.機械製図の基礎を理解すること.[後半]
4.電気用図記号の基礎および有限要素法の概要を理解すること.[後半]

計画

1.導電,鉄心材料の種類と特性
2.電気機器の装荷分配
3.電気機器の寸法と容量
4.変圧器基本設計例(鉄心寸法既知)
5.変圧器の設計手順(一般仕様)
6.設計変圧器の特性計算
7.設計演習
8.中間試験(到達目標1,2の評価)
9.製図規格;規格化·標準化およびモジュール化
10.機械製図1;図面様式,図面に用いる線,図記号
11.機械製図2;寸法記入法,寸法公差記入法,はめあい記号
12.電気用図記号1;導体および接続部品,基礎受動部品,半導体,電気エネルギーの発生および変換
13.電気用図記号2;開閉装置,計器,2値論理,アナログ素子
14.有限要素法の概要,製図演習
15.期末試験(到達目標3,4の評価)
16.試験の返却と解説等まとめ

評価

試験50%(中間試験25%, 期末試験 25%) 平常点50%(レポート等)として評価し,前半と後半共に50%以上で合計が60%以上で合格とする.

JABEE関連

(D)専門基礎20%,(E)専門分野(電気エネルギー)50%,(F)創生·自律30%

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

プリント

津村·大西著「JISにもとづく標準製図法」理工学社

参考資料

竹内·磯部著「電機設計大学講義」オーム社

「JIS電気用図記号」日本規格協会

連絡先

森田(E棟2階北 B-3, 088-656-7451, morita@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
北條(E棟2階北 B-2, 088-656-7452, hojo@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

本授業科目(前半)に関するホームページアドレスは授業で案内します.