2009年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [必修] 3年(前期)

専門外国語

Foreign Language for Engineers

教授・高麗 寛紀, 教授・堀 均, 教授・松木 均

2単位

目的

生物工学の基礎と応用研究を進める上で,英語が基本外国語として使用される.本授業では科学英語,特に生命科学·生物工学関連の英語について,英文手紙の書き方から,論文の書き方,教科書,総説,論文の解読法などについて解説と演習により基礎力を養う.

概要

生化学関連の英語教科書や外国論文の例を示し,学生に音読,和訳及び内容の説明などを行わせることにより,発音と読解力を養成する(主として演習形式で行い,質問を与え,説明を加える).

キーワード

英語,論文作成,論文読解

先行科目

化学英語基礎

要件

特になし.

注意

主として演習形式で行うので,音読,和訳,内容の理解など毎回の予習は欠かさず行っておくこと.

目標

1.英語で書かれた化学の歴史をとおして生物工学関連英語論文の読み方を修得する.
2.英語手紙の書き方,インターネット情報と科学論文を通して「知の国」について習得する.
3.科学英語論文の読み方•書き方を習得する.

計画

1.英語で学ぶ科学史:一般化学(General chemistry),化学の黎明
2.英語で学ぶ科学史:分析化学(Analytical chemistry),中世の錬金術師
3.英語で学ぶ科学史:無機化学(Inorganic chemistry),火山と温泉の薬効
4.英語で学ぶ科学史:有機化学(Organic chemistry),天然有機物と人工有機物
5.英語で学ぶ科学史:物理化学(Physical chemistry),化学量論
6.インターネット情報と生命科学論文ガイド1:概観.査読peer reviewの意味.
7.インターネット情報と生命科学論文ガイド2:引用文献に見る信頼度の差異
8.インターネット情報と生命科学論文ガイド3:生命科学論文の統一規格
9.インターネット情報と生命科学論文ガイド4:著者の科学者倫理,および編集者の責任と透明性
10.インターネット情報と生命科学論文ガイド5:最近の生命科学論文を「体感」しよう
11.英文手紙の書き方
12.英語履歴書の書き方
13.科学英語論文の投稿方法
14.科学英語論文の規則と要点
15.科学英語論文の読み方・書き方
16.期末試験 (到達目標1∼3の一部評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標の3項目がそれぞれ60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度は1-5,6-10,11-15授業項目ごとのレポート及び期末試験で評価する.

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(B),(C)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

受講者に講義資料を配付する.

参考資料

千原秀昭ら著「化学英語の活用辞典」化学同人

連絡先

高麗(M棟813, 088-656-7408, kourai@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金曜日16:20-17:50
堀(M棟821, 088-656-7514, hori@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日11:55-12:50
松木(化生棟607, 088-656-7513, matsuki@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金曜日 16:20-17:50

備考

英語辞書を持参すること.