2009年度 工学部 光応用工学科 昼間コース — [必修] 2年(後期)

波動光学

Wave Optics

講師・森 篤史

2単位

目的

光を冠した学科出身であることに恥じないレベルとして,「光が電磁波であることを理解し,そのイメージを持てるようにし,光の波動性に起因する現象について理解する」.

概要

教科書(梅垣真祐著「フォト二クス基礎」(倍風館))の「マクスウェル方程式と数学」「平面波∼等方性均一媒質中の光波(その1)」「回折する光波∼等方性均一媒質中の光波(その2)」の章を,付録で補いながら,講ずる予定である.

要件

先行科目を履修していることを前提として講義を行う.

注意

試験問題は,「丸暗記した正解を試験時間内に答案として書き記す」ことの有害を認識して作製します.

目標

1.電磁波光学,偏光
2.回折

計画

1.マクスウェル方程式と数学
2. 〃
3. 〃
4.平面波∼等方性均一媒質中の光波(その1)
5. 〃
6. 〃
7.試験1
8.試験1の解説,レポート1の出題
9.回折する光波∼等方性均一媒質中の光波(その2)
10. 〃
11. 〃
12. 〃
13. 〃
14. 〃
15.試験2
16.試験2の解説,レポート2の出題

評価

二つの目標をそれぞれ50点づつとして,いづれも30点以上で合格とする.試験とレポートによって採点する.二つの目標のいずれもが合格の場合に科目として合格となる.

JABEE合格

JABEE合格は単位合格と同一とする.

JABEE関連

B

対象学生

光応用工学科2年

教科書

梅垣真祐著「フォト二クス基礎」(倍風館)

参考資料

大坪順次著「光入門」(コロナ社)

左貝潤一著「光学の基礎」(コロナ社)

E, Hecht "Optics"(Addison-Wesley)

連絡先

森(光棟407, 088-656-9417, mori@opt.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: オフィスアワーは,学科の掲示板等をご覧下さい.

備考

1.レポート等,提出物はすべてA4縦置き横書きに限る.また,必要な場合は,左上をホッチキス留めすること.
2.正解待ち症候群を助長することを避けるよう努めます.
3.オフィスアワーは,随時とします.超多忙でない限り,仕事の手を止めて対応します.ただ,仕事の書類などがテーブルの上に散乱したままでの対応は,ご容赦下さい.
4.教科書に従って進めるようにしたとき,当時の担当教員に「『干渉』を『波動光学』ではやらないことに留意して『光の基礎』の該当する部分を講じてもらうように申し入れています.