2009年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [選択必修(B)] 2年(前期)

半導体工学

Semiconductor Physical Electronics

教授・大野 泰夫

2単位

目的

現代エレクトロニクスのほぼ全分野に展開している半導体技術の重要性を理解させる.

概要

半導体デバイスはすべての電子工学分野で使われており,エレクトロニクスの進歩は半導体デバイスの進歩にかかっている.本学科学生の進路は大きく分けて,半導体デバイスを作る人と使う人に分かれるが,すべてを対象として基礎から応用まで,広い視野で半導体技術の重要性とおもしろさを紹介する.

要件

電気磁気学I

注意

本科目を履修後は,「電子デバイス」,「集積回路1,2」,「光デバイス工学」を順次履修することを想定している.

目標

1.半導体デバイスの特徴を理解する.
2.半導体デバイスがエレクトロニクスでどう使われているかを理解する.

計画

1.半導体とは何か
2.集積回路は何を集積している?
3.電気が半導体内でする仕事
4.ダイオードの役割とは
5.トランジス夕の役割とは
6.ディジタル回路
7.メモリ,CPUの仲間
8.中間テスト
9.システムLSIとは
10.CMOSとは
11.IC製造の全工程を見る
12.半導体の最先端テクノロジー
13.化合物半導体とは何か
14.電子の目CCD
15.半導体レーザーとは
16.期末テスト

評価

到達目標の2 項目が各々達成されているかを中間試験(20%),期末試験(80%)で評価し,合計で60%以上あれば合格とする.

JABEE関連

(D)専門基礎60%,(E)専門分野(物性デバイス)40%

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

未定

参考資料

"Physics of Semiconductor Devices", by S.M.Sze (John Wiley & Sons, 1981)

連絡先

大野(E棟2階南 A-7, 088-656-7438, ohno@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)