2009年度 工学部 光応用工学科 昼間コース — [必修] 1年(後期)

光応用工学セミナー2

Optical Science and Technology Seminar 2

准教授・原口 雅宣, 講師・手塚 美彦, 助教・岡 博之

1単位

目的

光応用工学セミナー1では光学実験が主であったが,本科目では,電子回路や光材料に関した実験を行い,光工学への関心を高め,グループ活動能力とものづくり能力の基礎を育成することを目的としている.

概要

(1)グループ活動による発光ダイオードを用いた比較的簡単な作品の作製,(2)発光回路,通信路,受光回路を用いた光通信の実験,(3)また身近な化学実験を通じて光化学への導入教育を行う.光工学(専門教育)への導入教育であり,学科の学習·教育目標Bに大きく関係する.

キーワード

発光素子,受光素子,光通信,光化学,導入教育,活力教育

要件

光の基礎,電気回路,光応用工学セミナー1の3科目が単位修得済みであることが望ましい.

注意

全回出席が成績評価の前提である.授業時間だけでは製作物を完成させるのは困難であるテーマもある.また,グループ活動にあたっては,自らが活動に寄与しつつ,最も円滑なグループ活動を行えるよう配慮した行動を心がけること.

目標

1.グループ活動の基本が理解できること.
2.光通信技術を実験をとおして体験し,光通信に必要な要素技術を列挙できること.
3.身近な化学実験をとおして,光化学を体感する.

計画

1.発光ダイオードを用いた工作の概要
2.作製方針と作製計画の決定
3.工作物作製
4.工作物作製およびプレゼンテーション準備
5.プレゼンテーションおよび相互評価
6.発光ダイオードを使った光通信の概要(講義)
7.発光回路の作製
8.受光回路の作製
9.光通信路の作製
10.発光回路,通信路,受光回路を用いた光通信の実験
11.光化学セミナーのガイダンス
12.ペーパークロマトグラフィーによる物質の分離
13.葉っぱからの蛍光物質の抽出と蛍光観察
14.フォトクロミック反応と光記憶
15.光学異性体の模型の作成

評価

出席状況(20%)や作品·レポートの提出(80%)により評価し,全体で60%以上で合格とする.

JABEE合格

単位合格と同一

JABEE関連

B,F

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

教材·プリントは適宜配布する

連絡先

原口 (光棟209, TEL:088-656-9411,E-mail: haraguti@opt.tokushima-u.ac.jp)
手塚 美彦 (光棟307, TEL:088-656-9423,E-mail: ytezuka@opt.tokushima-u.ac.jp)
岡 博之(光棟311, TEL:088-656-9424,E-mail: okah@opt.tokushima-u.ac.jp)

備考

オフィスアワー:随時