2009年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 建設創造システム工学コース 博士後期課程

2009年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 機械創造システム工学コース 博士後期課程

2009年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 化学機能創生コース 博士後期課程

2009年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 生命テクノサイエンスコース 博士後期課程

2009年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 エコシステム工学コース 博士後期課程

2009年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 電気電子創生工学コース 博士後期課程

2009年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 知能情報システム工学コース 博士後期課程

2009年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 光システム工学コース 博士後期課程

技術経営特論

Management of Technology

教授・山中 英生

2単位

目的

自動車産業の生産マネジメントについて,「研究開発」,「生産管理」,「調達」,「品質管理」, 「マーケティング」,そして「異文化経営」などの視点から多面的に理解する.

概要

「生産マネジメント」に関する総合的かつ専門的な知識の提供を行う.今回は,特に「自動車産業」,その中でも「本田技研工業(以下ホンダ)」の生産マネジメントをケースに取り上げ,「マネジメント」における「技術」の位置づけと,その重要性を理解するための授業とする.授業は講義,ケース報告,およびケーススタディから構成され,講義は出口,ケース報告はゲストスピーカー(ホンダOB講師),ケーススタディは出口とゲストスピーカーの連携のもと実施する.なお,この授業は「ニュービジネス概論」,および「ニュービジネス特論」の応用科目として位置づけられており,上記科目と同様に徳島県からの経済的支援を受けて開講される授業科目である.

要件

「ニュービジネス概論」もしくは「ニュービジネス概論」を履修していること.

注意

受講者は毎回必ず十分な予習を行った上で授業に臨むこと.また,最低でも毎回一人一回は何らかの発言を行うこと.

目標

1.「マネジメント」の基礎知識を習得する.
2.「マネジメント」における「技術」の位置づけと,その重要性を理解する.
3.ケース·スタディやビジネス·ゲームを通じて,現場において絶えず発生するさまざまな課題の解決方法を学ぶ.

計画

1.ガイダンス
2.講義「技術経営とは」
3.ケース報告「ホンダの研究開発」
4.ケーススタディ「新車開発指令」
5.講義「生産·調達活動」
6.講義「品質管理」
7.ケース報告「ホンダの生産活動」,「ホンダの調達活動」
8.ケーススタディ「海外工場を計画せよ」
9.ケース報告「ホンダの品質管理」
10.ケーススタディ「品質不良を再発させるな」
11.講義「マーケティング戦略」
12.講義「異文化経営」
13.ケース報告「ホンダの商品企画∼二輪車を中心に∼」
14.ケース報告「ホンダ国際化の軌跡」
15.ケース報告「ホンダの人事管理」
16.まとめ,および質疑応答

評価

授業中の発言(20%),および中間·期末レポート(合計80%)で評価する.

対象学生

博士前期課程に在籍する全学生のうち,「ニュービジネス概論」,もしくは「ニュービジネス特論」の単位を修得ずみの者を対象学生とする.また,集中的な学習を行うために,受講者数の制限を行う(20∼25名を上限とする予定).受講者多数の場合は何らかの手段で選抜を行う.

教科書

特に使用しない.毎回資料·レジュメ等を配布する.

参考資料

授業中に数冊紹介する.

備考

この授業では,「研究開発」,「生産管理」,「調達」,「品質管理」,「マーケティング」,そして「国際人事管理」などの職務に携わってこられた7名のホンダOBを講師として招へいし,ケース報告を行う.こうした試みは全国的に見てもきわめて珍しく,貴重な授業であることを付言しておく.なお,受講希望者は,事前に開催予定のガイダンスに必ず出席すること.日程は別途指示する.