コンピュータ入門2 (M)
Introduction to Computer II (M)
教授・上田 哲史, 講師・柘植 覚, 助教・カルンガル, ステファン・ギディンシ, 講師・森田 和宏
2単位
形態
講義および演習
目的
UNIXオペレーティングシステムを念頭においたC言語の基礎を理解し，プログラムを「書く」習慣を身につける．
概要
UNIXオペレーティングシステムは，それを構成するカーネルやコマンドのソースプログラムはほとんどC言語で記述されていることはよく知られており，現在に至ってももっとも汎用で小回りの効くプログラミング言語である． C言語の初歩的な事柄について，実習による裏付けを取りながら理解を深めてゆく. 「コンピュータ入門1」で培った技術を活用し，プログラミングを効率よく行う方法を学ぶ．
キーワード
UNIX，C言語，プログラミング技法
先行科目
コンピュータ入門1
関連科目
アルゴリズムとデータ構造，オペレーティングシステム，プログラミング方法論1，プログラミングシステム
要件
「コンピュータ入門1」を受講していることが望ましい
注意
座学と実習を取り混ぜる．授業時間内に講義室から計算機室に移動することもある．
目標
| 1. | 基本的なCプログラムの作成ができるようになる |
| 2. | 既存プログラムの「模倣」ではなく，アルゴリズムを自律的に思考する能力を身につける |
計画
| 1. | プログラムの流れと分岐 |
| 2. | 反復構造 |
| 3. | 配列 |
| 4. | 多次元配列，素数の計算 |
| 5. | 関数 |
| 6. | 文字列の扱い |
| 7. | 関数や変数のスコープ |
| 8. | 入力処理 |
| 9. | ポインタ基礎 |
| 10. | 実習1 |
| 11. | ポインタによる文字列の扱い |
| 12. | 実習2 |
| 13. | ポインタによる文字列の扱い |
| 14. | 構造体 |
| 15. | 総括と補足，模擬試験 |
| 16. | 単位認定試験(筆記) |
評価
課題を毎回出題する. 試験と課題の提出状況，受講姿勢を総合して評価する.平常点と試験の比率は4:6とする．
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
柴田望洋，新版 明解C言語 入門編，ソフトバンククリエイティブ
参考資料
B.W. カーニハン·D.M. リッチー著 ·石田晴久 訳「プログラミング言語C 第2版」共立出版.
連絡先
上田(AIT 507, 088-656-7501, tetsushi@ait.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜日 13:00∼15:00
柘植(D棟204, 088-656-7512, tsuge@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日 14:00∼15:30， 水曜日 14:00∼15:30
カルンガル(632, 088-656-7488, karunga@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 8.30-5.30
森田(Dr.棟603, 088-656-7490, kam@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
備考
1年生前期の「コンピュータ入門1」と連続して講義および演習を進める.