2009年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 建設創造システム工学コース 博士後期課程

社会基盤材料特論

Advanced Materials for Civil Works

教授・水口 裕之, 准教授・上田 隆雄

2単位

形態

講義形式とポートフォーリオ形式の併用

目的

社会基盤の整備に欠かせない建設材料,なかでも広く用いられているコンクリートに関して,環境に配慮したエココンクリートの性能やその設計法,および最近の技術の動向を習得させる.

概要

地域や生活環境を整備·保全するための建設材料,なかでも無機系のセメントを主結合材としたエココンクリートの環境整備·保全材料としての性能やその設計法について,生物との共生の視点を含めて修得する.

キーワード

持続可能な社会,資源循環型社会,建設材料

要件

特になし.

注意

講義と各課題に対するレポートを材料として発表·討議を行う.授業形態は,講義とポートフォリオ形式で実施する.

目標

1.建設事業における資源循環型社会のあり方を理解する.
2.環境負荷の少ない建設材料について理解する.

計画

1.ガイダンス
2.エココンクリートの定義
3.ポーラスコンクリートの性質(その1)
4.ポーラスコンクリートの性質(その2)
5.ポーラスコンクリートの配合設計法
6.ポーラスコンクリートの適用事例
7.再生骨材を用いたコンクリートの性質(その1)
8.再生骨材を用いたコンクリートの性質(その2)
9.景観に配慮したコンクリート構造物
10.フライアッシュを混和したコンクリートの性質(その1)
11.フライアッシュを混和したコンクリートの性質(その2)
12.高炉スラグ微粉末を混和したコンクリートの性質
13.産業副産物を混和したコンクリートの耐久性
14.耐久性設計とライフサイクルデザイン(その1)
15.耐久性設計とライフサイクルデザイン(その2)

評価

発表およびレポートにより評価する.

対象学生

他学科,他学部学生も履修可能

教科書

プリント等を使用する.

連絡先

水口(A501, 088-656-7349, mizuguch@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (Mon. 12:00-13:00, 17:00-18:00)