2009年度 医学部 保健学科 看護学専攻 学部課程 保健学科.看護学専攻 — [必修] 3年

2009年度 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 学部課程 保健学科.放射線技術科学専攻 — [選択] 3年

2009年度 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 学部課程 保健学科.検査技術科学専攻 — [選択] 3年

社会福祉概論

Outline of Social Welfare

四国大学 非常勤講師・日開野 博

1単位

目的

社会福祉の基本理念を歴史的な歩みや現状を通し,1人の生活者として人間の福祉を深く理解していくことを目的とする.

概要

大変幅の広い領域であるが,社会福祉全般を理解できるよう構成した.教科書および資料(プリント・プロゼクター等)の使用により解説していく.

注意

教科書により事前学習を望む.また,日常生活の中やマスコミ報道から人々の暮らしと福祉サービスを深く捉えて考えてほしい.

目標

1.現代社会と社会福祉理念を理解する.
2.現代社会と社会福祉理念を説明できる.
3.社会福祉の歴史と人々の暮らし・福祉ニーズを理解する.
4.社会福祉の歴史と人々の福祉ニーズの変化を説明できる.
5.社会福祉の法と施策の仕組み,関連施策を理解する.
6.社会福祉の法の目的や施策と関連制度を説明できる.
7.児童・母子及び寡婦・高齢者の個別法とその諸サービスの制度及び目的を理解する.
8.児童・母子及び寡婦・高齢者の個別法とその諸サービスの制度の目的と内容を説明できる.
9.身体障害者・知的障害者・生活保護の個別法並びに精神障害者への諸サービスの制度及び目的を理解する.
10.身体障害者・知的障害者・生活保護の個別法並びに精神障害者への諸サービスの目的と内容を説明できる.
11.社会保障の目的と制度並びに地域福祉論を理解する.
12.社会保障の目的と制度の枠組みと地域福祉の現状と課題が説明できる.
13.社会福祉援助術の体系と方法,社会福祉を支えるマンパワー・社会福祉倫理を理解する.
14.社会福祉援助術の体系及び社会福祉を支えるマンパワー・社会福祉倫理を説明できる.

計画

1.現代社会と社会福祉理念を解説する.: 地域社会の変化からくる近年の福祉課題 ,日本国憲法と社会福祉 ,社会福祉の理念(ノーマライゼーション・バリヤーフリー・インテグレーション等)
2.社会福祉の歩みと社会福祉ニーズの変化を理解し,人々の暮らしを学習する.: 諸外国の社会福祉・わが国の社会福祉の歴史,21世紀社会福祉施策等
3.社会福祉の法とその制度を学習する.: 社会福祉法,社会福祉六法,介護保険法やその他関連法
4.福祉の諸サービスの理解を深める.: 児童福祉,高齢者福祉,母子及び寡婦福祉
5.福祉の諸サービス(障害者福祉)について理解を深める.: 身体障害,知的障害,精神障害
6.社会保障の各制度と目的,地域福祉の理念とその活動を学ぶ.
7.社会福祉援助技術,社会福祉のマンパワー・社会福祉倫理を学習する.: 社会福祉を支える専門職とその技法を理解し,援助の理念とその倫理を学ぶ.

評価

筆記試験(95%),出席日数(5%)で総合評価する.総合評価で60点に達していなければ,再試験を1回のみ行う.

教科書

西村昇・江戸正国編著:社会福祉概論,中央法規出版

参考資料

社会福祉士養成講座編集委員会編:社会福祉原論,中央法規出版