2009年度 薬学部 薬学科 学部課程 薬学科 — [必修] 4年(前期)

2009年度 薬学部 創製薬科学科 学部課程 創製薬科学科 — [選択] 4年(前期)

薬物治療学3

Pharmacotherapy 3

教授・荒木 勉

1単位

形態

講義

目的

将来,適切な薬物治療に貢献する為に,精神疾患,耳鼻咽喉疾患,皮膚疾患,眼疾患,感染症,アレルギー・免疫疾患,骨・関節疾患,およびそれらの治療に用いられる代表的な医薬品に関する基本的知識を修得する.また,薬物治療実施に必要な情報を自ら収集するための基本的技能を身につけることを目的とする.

概要

医薬品の適切な使用により薬物療法の向上を目指し,代表的な各種の疾患および薬物治療に用いる代表的な医薬品に関する基本的知識を学び,薬物治療に関する情報を収集する基本的能力を育成する.

カリキュラム関連

薬学モデル・コアカリキュラムC14-(4) に相当

注意

薬の専門家として医薬品の適正使用の基礎となる病態の把握や薬物治療などを理解することは極めて重要です.興味を持って受講されることを要望します.

目標

1.精神疾患,耳鼻咽喉疾患,皮膚疾患,眼疾患,感染症,アレルギー・免疫疾患,骨・関節疾患などの代表的な疾患,病態生理,適切な治療薬,およびその使用上の注意点について説明できることを目標とする.また,移植療法,緩和ケアと長期療養に関する上記の基本的な項目についても解説できることを目標にする.

計画

1.主な精神疾患 代表的な精神疾患をあげることができる(SBO58,59)
2.気分障害(感情障害) 本疾患の病態生理等について説明できる(SBO 60,61)
3.耳鼻咽喉疾患 代表的な疾患をあげることができる(SBO62, 63)
4.メニエール病,アレルギー疾患等 本疾患等を概略できる(SBO64)
5.皮膚疾患(1) 代表的な疾患をあげることができる(SBO65, 66))
6.皮膚疾患(2) 皮膚真菌症,じん麻疹,薬疹,接触皮膚炎,光線過敏症を説明できる(SBO67, 68)
7.眼疾患(1) 代表的な疾患をあげることができる(SBO69,70)
8.眼疾患(2) 緑内障,白内障,結膜炎,網膜症を概説できる(SBO70-72)
9.骨・関節疾患(1) 代表的な疾患をあげることができる(SBO73,74)
10.骨・関節疾患(2) 関節リウマチ,変形関節症,骨軟化症を概説できる(SBO75,76)
11.アレルギー・免疫疾患 代表的なアレルギー・免疫疾患をあげることができる(SBO77,78)
12.自己免疫疾患 本疾患の病態生理や治療薬を説明できる(SBO79)
13.後天性免疫不全症候群 本疾患の病態生理,適切な治療薬を説明できる(SBO80)
14.移植治療と緩和ケア 移植治療と緩和ケアと長期療法を説明できる(SBO82,83)
15.総合演習と総復習 各疾患に対して問題点と治療に関して考える(SBO84)
16.定期試験

評価

出席率と試験結果で評価します.

再評価

実施する.

教科書

薬物治療学3は「日本薬学会編, 薬と疾病, II. 薬物治療(1), 東京化学同人」を教科書を使用します.

連絡先

(研究室)薬学部・病態神経薬学研究室(薬効解析学分野),本館5階
(Eメールアドレス)tsuaraki@ph.tokushima-u.ac.jp
オフィスアワー: 講義開催日の12-13時

備考

平成21年度以降開講予定