2009年度 歯学部 口腔保健学科 学部課程 — [必修] 1年(後期)

衛生行政

Public Health Administration

教授・日野出 大輔, 准教授・吉岡 昌美, 助教・竹内 祐子

1単位

形態

講義

一般目標

わが国における衛生行政の目的,組織とその意義について理解する.また,関連する法規の内容を修得する.

授業概要

衛生行政では地域保健の考え方,国および地方公共団体の責任におけるサービスの意義とその具体的な内容について教授する.また,医療の動向,社会保障や社会福祉行政についても概説する.一方,衛生法規,歯科保健医療および社会福祉に関連する法規について解説し,法律に定義された専門職としての役割について教授する.

授業方法

講義形式(視聴覚教材,プリントなどを適宜用いる.)

授業場所

木曜時1限目 第1講義室

行動目標 (到達目標)

1.衛生行政の概要を説明できる.
2.衛生法規を説明できる.
3.医療の動向を説明できる.
4.歯科関係三法を説明できる.
5.その他の保健医療関係法規を列挙できる.
6.社会保障を説明できる.
7.社会福祉行政の概要を述べることができる.

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1.序論
社会生活のなかでの法律,政治,行政の役割と機能
日野出1
2.衛生行政と衛生法規衛生行政
わが国の行政の仕組み,国の行政と地方行政との関係
3. 〃 〃
衛生行政の目的,組織
衛生行政の意義
4. 〃衛生法規
衛生法規とは,衛生法規の分類
2,4,5
5. 〃 〃
医事衛生法規,保健衛生法規
2,4.5
6. 〃 〃
予防衛生法規,薬事衛生法規,その他の法規
7. 〃医療の動向
疾病状況,医療施設,医療関係者の現状
吉岡3
8. 〃歯科関係三法とその他の関係法規
日本の歯科医療制度,歯科医師法
日野出4,5
9. 〃 〃
歯科衛生士法と歯科技工士法
10. 〃 〃
その他の保健医療関係法規
11.社会保障と社会福祉行政社会保障
社会保障とは
吉岡6
12. 〃 〃
社会保障行政機構と社会保険
13. 〃社会福祉行政
社会福祉士の養成,倫理綱領,社会的役割
竹内7
14. 〃 〃
社会福祉行政の目的と行政組織
15.福祉と人権
福祉と人権, 障害者自立支援法
1-7

成績評価の方法

筆記試験の評価点により総合的に判定する.
評価は100点満点で60点以上を合格とする.

再試験

必要に応じて行う.

教科書,参考書

教科書は使用しないが,下記に示す参考書など,できるだけ多くの関連書ならびに雑誌を参考にするとよい.

参考資料

衛生行政・社会福祉 新歯科衛生士教本第2版,医歯薬出版,2001

国民衛生の動向,厚生統計協会,2007

連絡先

日野出 大輔 (hinode@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第4研究室/633-7543)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
吉岡 昌美 (masami@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第4研究室/633-7543)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
竹内 祐子 (yu-take@dent.tokushima-u.ac.jp/6F口腔保健学科・第1研究室/633-9171)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00