2009年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 3年(後期), 4年(後期)

2009年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 3年(後期), 4年(後期)

アジア思想演習 (後期)

教授・有馬 卓也

2単位

目的

より高度な思想·文学関係の文献を講読しながら,中国の思想·文化を考えていこうというものである.アジア思想基礎研究の次のステップである.一つの文献を歴史·思想·文学·文化という枠組みにとらわれずに理解·把握することの訓練である.

概要

今年度は,古代中国にいた医者たちの医療行為について考えてみたい.現代から見ると信じがたいものから,現代においても通用するようなものまで,様々な逸話を読むことによって,当時の医者たちの位置づけを行い,文化的な背景を考えていきたい.

キーワード

医学思想,医療行為,古代中国文化

注意

『太平広記』は演習の形態をとるので,全員が担当することを前提とする.したがって,最高15名を限度としたい.最初に出席者の担当を決め,発表当日までに予習のチェックを行うことを義務づける(授業の際,誤読の訂正の為に時間を浪費することをさけるため).

目標

1.中国文化を考える上で重要な事項を理解し,文化理解への基礎的能力を養う.

計画

1.1,ガイダンス
2.2,古代中国の医者たち
3.3,関連図書の紹介
4.4∼14,『太平広記』医一の講読(1)∼(13)
5.15,その他
6.16,まとめ

評価

演習形式で行うので,出席点と担当の出来具合及びレポートを総合して評価する.出席は一回につき3点.担当の点数は100点から出席点(授業回数×3)を引いた数字が満点となる.欠席をする場合,あらかじめ連絡を入れること.連絡があった場合の欠席と無断欠席とでは評価が異なるので注意.詳細は第一回目の講義の時に連絡する.

再評価

行わない.

教科書

特に指定する教科書·教材はない.参考書については適宜紹介する.

参考資料

適宜提示する

連絡先

有馬(088-656-7119, arima@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 随時