アジア思想演習 (後期)
教授・有馬 卓也
2単位
目的
より高度な思想·文学関係の文献を講読しながら,中国の思想·文化を考えていこうというものである.アジア思想基礎研究の次のステップである.一つの文献を歴史·思想·文学·文化という枠組みにとらわれずに理解·把握することの訓練である.
概要
今年度は,古代中国にいた医者たちの医療行為について考えてみたい.現代から見ると信じがたいものから,現代においても通用するようなものまで,様々な逸話を読むことによって,当時の医者たちの位置づけを行い,文化的な背景を考えていきたい.
キーワード
医学思想,医療行為,古代中国文化
先行科目
注意
『太平広記』は演習の形態をとるので,全員が担当することを前提とする.したがって,最高15名を限度としたい.最初に出席者の担当を決め,発表当日までに予習のチェックを行うことを義務づける(授業の際,誤読の訂正の為に時間を浪費することをさけるため).
目標
1. | 中国文化を考える上で重要な事項を理解し,文化理解への基礎的能力を養う. |
計画
1. | 1,ガイダンス |
2. | 2,古代中国の医者たち |
3. | 3,関連図書の紹介 |
4. | 4∼14,『太平広記』医一の講読(1)∼(13) |
5. | 15,その他 |
6. | 16,まとめ |
評価
演習形式で行うので,出席点と担当の出来具合及びレポートを総合して評価する.出席は一回につき3点.担当の点数は100点から出席点(授業回数×3)を引いた数字が満点となる.欠席をする場合,あらかじめ連絡を入れること.連絡があった場合の欠席と無断欠席とでは評価が異なるので注意.詳細は第一回目の講義の時に連絡する.
再評価
行わない.
教科書
特に指定する教科書·教材はない.参考書については適宜紹介する.
参考資料
適宜提示する
連絡先
- オフィスアワー: 随時